三浦弘行九段の出場停止処分・竜王戦七番勝負挑戦者変更が発表されてから、1ヶ月が経ちました。動きが少なくなりました。週刊文春が文春砲Liveというニコ生をやりましたが、特に新しい情報は出ませんでした。こちらに追記してあります。
以下、三浦九段の疑惑以外のことについて書きます。
11月9日
羽生善治三冠が、師匠の二上達也九段の追悼文。
【追悼】二上達也さん 棋士として貫いた美学と矜持 羽生善治棋聖 – 産経ニュース https://t.co/PsVb2wXaTm @Sankei_newsさんから #shogi
羽生善治棋聖が二上達也九段の追悼文を寄稿。二上九段は産経新聞主催の棋聖戦で棋聖4期を獲得しました。— 銀杏 (@ginnan81) 2016年11月9日
北海道新聞も追悼ページを開設。
元日本将棋連盟会長で羽生善治3冠の師匠の棋士だった故・二上達也さんを追悼する特設ページを開設しました。1991年12月14〜26日連載の「<私のなかの歴史>将棋一筋50年」を掲載し、第1回は電子版会員以外の方でも読めます。https://t.co/bTKKAUV9ZF pic.twitter.com/bimYSWsIWX
— 北海道新聞 (@doshinweb) 2016年11月10日
ニコ生で、コンピュータ囲碁ソフト開発の「DeepZenGoプロジェクト」記者発表会がありました。
・Ponanza開発者の山本一成さんは同プロジェクトから外れたとのこと。「色々な条件、とりわけ将棋プログラム制作との時間の折り合いがつかず一度降りることになりました。今後もいろいろな形で応援できれば」とのコメントを寄せた。
・3月のプロジェクト開始時に2400台だったEloレートが、現在3000程度に到達。これは昨年10月時点のアルファ碁に並ぶ(それ以上?)レベルとのこと。(今年3月、イ・セドル九段と対戦した時のアルファ碁は3600前後らしい)
・第2回囲碁電王戦は今年11月19日、20日、23日に開催。対局カードは、DeepZenGo vs 趙治勲名誉名人。19路盤、互先、コミ6目半、ソフト貸し出しなし、日本ルール。持ち時間は2時間。三番勝負。どちらかが先に連勝しても3局目まで実施。
将棋界からエール。
人工頭脳さんとの対戦を前に
『ここで負けるわけには行かない。』と仰る囲碁界のレジェンド趙治勲先生を
ひふみん、全力で応援しないわけにはいかない。
うん、そうなると採用される作戦はあの一択しかあるまい。
将棋ファンの皆様なら、もうお判りかとは思いますが(^-^)— ひふみん@朝日新聞『人生の贈り物』掲載 (@hifumikato) 2016年11月9日
11月10日
将棋会館にロッカーが登場したようです。スマホ等の電子機器を預ける用ですね。
今週から対局フロアにロッカーが登場したので、朝に立会人の土佐先生と職員が居る前で携帯2台をロッカーに保管。食事も今までは外食だったけど注文。
夕食の時は勝負所で食欲が無くサンドイッチ一切れくらいがちょうど良かったけど、メニューに無いので寿司屋の鉄火丼ご飯少なめにしました(^o^)— 野月 浩貴 (@nozuki221) 2016年11月10日
「将棋星人が地球人になった日」
今日は、北海道日帰りで講演だから今渡すと説明。朝4時起きの私に昼寝は必要だと力説し【お昼寝枕】ヒヨコ色🐤【ミーのバスタオル】車送迎待ちの為の【膝掛け】相手のその時の用途に合わせ選んでくれようとする気持ちにただ感謝🙏。将棋星人が地球人になった日 pic.twitter.com/lQR8BGdI7r
— うさぎ🐰あひる🐣 (@mau28310351) 2016年11月10日
11月10日発売の週刊文春(11月17日号)、表紙に将棋駒のイラストが描かれています。王将、飛車、角行の3駒。ただ目次や中吊り広告には将棋の記事はありません。表紙デザインはイラストレーターの和田誠さん。平野レミさんの旦那さんです。
週刊文春2016年11月17日号 | 最新号 – 週刊文春WEB
11月11日
「聖の青春」豪華なコメント陣。羽生三冠、渡辺竜王、佐藤天名人、郷田王将、佐藤康九段、森内九段、ひふみん、高橋九段、ゴルフの東尾理子さん、元フォーカス岩崎ひろみさん、乃木坂46伊藤かりんさん、森本レオさん、アルフィーの桜井さんほか多数。
西川和宏五段が、竜王戦連続昇級により六段に昇段。おめでとうございます。
西川慶二七段門下。2001年6級、2008年に四段、2014年に五段。2016年11月10日付で六段。竜王戦は3組への昇級を決め、順位戦はC級2組。
置いておきます。
お姉さん達とランチ(^ω^)
美味しくてたくさんお話できて楽しかったです✨✨
幸せー😍(長谷川) pic.twitter.com/RICP0563tc— 西遊棋実行委員会 (@kansaishogi) 2016年11月11日
毎日お風呂上がりにする弟との将棋♥
弟の前では「しょうがないな〜
暇やけん遊びに付き合ってあげるよ」
って言ってるけど、密かに毎日の楽しみなのです( ˊ꒳ˋ )https://t.co/VfKmfLOgoz pic.twitter.com/3C6xC3KUCq— 阿部夢梨(スパガ) (@SG3_YUMERI) 2016年11月10日
お風呂上がりに将棋とは‼︎
頭も柔らかくなって
ひらめきの一手が生まれそうで
素敵な習慣ですね(^-^) https://t.co/ougR7CuG9W— ひふみん@朝日新聞『人生の贈り物』掲載 (@hifumikato) 2016年11月11日
11月12日
連盟公式オークションが開始されました。
プロ棋士が子どもたちに将棋盤・駒をお届け!~日本将棋連盟 https://t.co/VXQwiH07e0 #reufunding
— 大平武洋 (@oohira0511) 2016年11月12日
11月13日
癒やしのための画像を置いておきます。
藤井銀河おめでとうございます㊗️🎉
(ねこ顔してもらいました🐱) pic.twitter.com/A4UfxAGvuN— 伊藤 明日香 (@asuka_m16) 2016年11月13日
藤井先生の猫顔写真、二枚貼っておきます。ぜひ先ほどのリツイート写真と比べてみてください♪ pic.twitter.com/ee5sMKQ0kF
— 山口恵梨子 (@erikoko1012) 2016年11月13日
姫路で行われた人間将棋の動画が公開されています。
ひめじ動画チャンネル(兵庫県姫路市役所) – YouTube
11月14日
癒やしのための画像を置いておきます。
今日は11月14日。
本日は、立命館大学将棋研究会に所属する北村桂香女流、和田あき女流の2名の誕生日です!
おめでとうございます🎊年齢は違っても同じ誕生日というのは、すごい奇跡ですね!
今後のさらなる活躍に目が離せません。 pic.twitter.com/Fh2aTJa5yg— 立命館大学将棋研究会 (@rits_shogi) 2016年11月14日
本日11/14は和田あき女流初段と北村桂香女流初段のお誕生日です。おめでとうございます!それぞれいくつか質問にお答えいただきました。 pic.twitter.com/I8f3qek051
— 関西将棋会館 (@shogi_osaka) 2016年11月14日
今日で21歳になりました🍀
周りの人への感謝の気持ちを忘れず、何事にも一生懸命取り組む1年にしたいと思います(*^^*)
これからもよろしくお願い致しますm(_ _)m— 北村桂香 (@mikeno10) 2016年11月14日
第2期叡王戦本戦(Bブロック)準決勝▲羽生善治九段vs△佐藤天彦九段は、184手の激闘の末に佐藤九段が勝利。これで決勝三番勝負は千田翔太五段vs佐藤天彦九段の組み合わせに。今期初参加で注目された羽生九段は準決勝で敗退となりました。
19時から叡王戦対羽生三冠戦。矢倉で受ける展開になりました。途中からは入玉模様に。最初は先手の攻めが細かったかもしれませんが、激しく攻め立てられ129手目▲28香のあたりは自信がなかったです。160手目△37銀成でようやく攻めに出ることができそうな感じになりました。
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) 2016年11月14日
局面としては難しいのかもしれませんが、実戦的にはこちらが勝ちやすい展開に。以降は成り駒を増やして寄せに行き、勝つことができました。次も頑張ります。
— 佐藤 天彦 (@AMAHIKOSATOh) 2016年11月14日
叡王戦準決勝負けました。
応援ありがとうございました。
楽しそうだったなぁ。一期の時も参加したかったみたいだから。
今日は帰宅しても唯一の叱咤激励💢❣️の
担い手我らが🐤アヒ子🐤🐣修学旅行中につき静かな癒し系長女が待ってます。 pic.twitter.com/bRpWSy3tI7— うさぎ🐰あひる🐣 (@mau28310351) 2016年11月14日
決勝三番勝負 千田翔太五段vs佐藤天彦九段は、12月4日(日)、11日(日)、18日(日)に開催と発表。場所などは近日PVで発表されるとのこと。佐藤九段は現名人、千田五段はコンピュータに詳しい棋士として注目されています。
・・・と、上記のようにツイートしたところ、千田五段から訂正がありました。すみません。
コンピュータ将棋に詳しい、とよく言われるが、プログラムや中身について詳しいわけではないので返答に困るところがある。
コンピュータ将棋やプレイヤーとしての専門家というより、コンピュータ将棋を用いた学習法(他:棋力向上法)の先駆者、というところか。— Shota Chida (@mizumon_) 2016年11月14日
(言い訳ですが、ツイッターだと文字数厳しいので、短くて、良いフレーズはないものかと考え中です)
11月15日
あれ以来休止していた橋本崇載八段のツイッターが、再開。
真面目に生きている人がバカを見るような世の中って嫌というか絶対に許しがたいんですよね。人の道外れてのうのうと生きているヤツもいれば、その犠牲になるような人がいる。理不尽ですねぇ。私は理不尽な痛みや苦しみも多々ありましたけど、それを生かしてなんとかできないもんかと思うわけです。
— 橋本 崇載 (@shogibar84) 2016年11月14日
将棋バーもオープンしてからもーすぐ7年だなーとふと思ってさ。
オレは全く大した人間じゃないけど、一生懸命にはやってきたからね。理不尽を感じても、逆境にも、挫けない。挫けたら、殺される。頑張っていれば、人はついてくる。辛くても、負けるな。— 橋本 崇載 (@shogibar84) 2016年11月14日
羽生善治三冠の記事。最近こういう分野での記事が特に多い気がします。
「人工知能」入門(6):人間を超えた人工知能と共生し、日本が主導権を握るための最終戦略とは-@IT https://t.co/moR2Hy5XcM
1・2日に東京国際フォーラムで開催された「C&Cユーザーフォーラム&iEXSPO 2016」。羽生善治三冠も登壇した講演の記事です。— 銀杏 (@ginnan81) 2016年11月15日
おわりに
叡王戦の決勝三番勝負は、千田翔太五段vs佐藤天彦九段(名人)の対決になりました。
千田五段が自らツイートした「コンピュータ将棋を用いた学習法(他:棋力向上法)の先駆者」という表現は、翌日の日本将棋連盟モバイルのニュースで早速採用されていました。
コンピュータ将棋を用いた学習法の有効性が科学的・統計的に認められるかはまた別の問題としても、もし千田五段がプロ棋戦でさらに実績をあげれば、学習法を取り入れる棋士が増えそうですし、もしかするとアマチュアにもその流れが来るかもしれません。
まったく話は違うかもしれませんが、私は詰将棋の難易度をもっと科学的に測定する方法がないかと思ってます。今は「○分で解けたら○段」みたいな表現だと思いますが、あれって某詰将棋作家の方の話によるとけっこういい加減ですし、それこそ評価値やレーティングみたいなもので数値化されてほしいと思ってます。アマチュアの棋力向上方法として欠かせない「詰将棋を○問○分以内に解く」みたいな学習の効率を上げると思いますので。