2015年2月16日にニコニコ生放送で中継された第64期王将戦七番勝負第4局初日、解説に登場した佐藤天彦八段がメール質問に答える形で、自身の趣味のことについて話してくれました。
佐藤天彦八段といえば、自らのツイッターアカウント(@AMAHIKOSATOh)のプロフィールに
趣味はファッション、クラシック音楽他いろいろ
と書いてあるように、ファッションとクラシックが趣味であることが知られます。
ファッション
ファッションについては、これもツイッターアカウントのプロフィールに書かれていますが、
アン・ドゥムルメステールが大好き
なのだそうです。
アン・ドゥムルメステール・・・・。
私がアン・ドゥムルメステールについて知っている情報は「佐藤天彦八段が好んで着ている」というぐらいしかありません。
このブランド名は(佐藤天彦八段が好きだという話で)何回も聞いたことがあることなのですが、何回聞いても覚えられません。
ベルギーのブランドで、表参道に直営店があるのだとか。
また、
最近はドルチェ&ガッバーナも気になるところ
ともしています。これはわかりますね。いわゆるドルガバ。バッグや財布、時計なんかもありますね。
ドルガバは高級ブランドであり、さすが「貴族」という愛称の佐藤天彦八段、というところでしょうか。
この日のニコ生でも恒例の(?)ファッションチェックがあり、よく見ると柄が入っていることがわかるジャケット、細いネクタイ、チェーンなどのオシャレアイテムを身につけていました。
クラシック音楽
佐藤天彦八段といえば、クラシック音楽好きでも有名。ツイッターでもたまにつぶやいています。
以前ニコ生に解説として登場した時は、BGMにクラシック音楽をかけてトークしたこともありました。
対局前、勝った時、負けた時に聴く曲
その時のトーク内容から印象的な話をひとつ。佐藤天彦八段が将棋の対局前、終局後にどのような曲を聴くのかという話です。
まず、対局前は勇壮な曲を好むらしいです。「モーツァルトの交響曲だったら41番ジュピターとか。長調で、推進力がある曲なんですけど」とか話していました。
一方で勝った時は「モーツァルトのピアノ協奏曲とかで、ウキウキした感じ。明るくて楽しくて。喜びも盛り上がるような」曲、負けた時は「ピアノ・ソナタ第一楽章19番もそうですけど、出だしから短調で、暗い曲。ベートーヴェンのピアノ・ソナタとか、弦楽四重奏曲とか、やや内向的な曲」をかけるそうです。
さらに「負けた気分を極限まで盛り上げたいとき(!?)」は、モーツァルトのレクイエムなどを聴くとのこと。
クラシックを聴くきっかけ
この日ニコ生に登場した佐藤天彦八段は、まず、クラシック音楽を聴くきっかけについて話してくれました。
元々、小学生のときから年末恒例の第九(ベートーヴェン 交響曲第9番)の演奏会には行ったそうですが、これは自ら望んでのことではなく、親に連れて行かれたということです。このときはまだピンと来てなかったようです。
ところが、中学生の頃、たまたまラジオで流れた「ドボルザーク 交響曲第9番」を聴き、それがきっかけで好きになっていったということです。
現在の流行
佐藤天彦八段によれば、原稿を執筆するときは、メンデルスゾーンやラフマニノフを聴いて書くとのこと。上記のように、作業内容やその時の状態と音楽の内容をちゃんとあわせるのだそうです。
また、この日(2015年2月16日)時点で、現在ハマってるのはハチャトゥリアンの仮面舞踏会だそうです。
クラシックをまったく知らない私としては、もう何がなんだかわかりません。
自分でも書いていて何がなんだかわからなくなってきました。
しかし、佐藤天彦八段がクラシックにいい意味ですごくこだわってるということは、よくわかりました。
ありがとうございました。