当サイトのトピックスのコーナーでも何度も浮上している「華将棋」という将棋駒。
現在(2015年1月17日)ネット上で最も活発にシェアされている話題の一つではないかと思う。
これってなんなのか。
華将棋(はなしょうぎ)とは
主にネット上でシェアされているのはクラウドファンディングのWESYMというサイトで、華将棋のプロジェクトが資金を募集しているページ。現在、目標資金の半分くらいが集まっているようだ。
目標は、子どもや外国の方に将棋を楽しんでもらうための入り口としてのアイテム、のように見える。
このような「動き方がわかる」アイテムは昔からあった気がするが、花のようなデザイン性をもたせたのが特徴、というところか。
本当にこれで将棋の魅力が伝わるのか?
これを将棋を知らない人や、将棋を普及させたい人に買ってもらったとして、本当にこれで将棋の魅力が伝わるのだろうか。
どうしてもこういう疑問に突き当たる。
価格は5500シード(円)。駒に加えてルールブックと簡易な盤がついてくる。
作者の方によれば、これをつくったのは
最初は何となくデザインした将棋をTwitterに上げたのがきっかけでした
ということで、その後大変な反響(4000RT以上)があったためだということ。
そもそも作者は将棋をよく知らない・・・?
で、その最初にTwitterにあげたという画像を観てみると、ちょっとした違和感が・・・。
なんと飛車と角の動き方が逆なのです。つまり、角は縦横方向に進み、飛車はナナメ方向に進む、ように見えます。
なるほど、作者の方も駒の動きを覚えるのに苦労したのですね・・・。
さすがに製品版では修正されています。
魅力が伝わるというより、ルールを覚えてもらうにはアリかもしれない
私(管理人)の場合は、子供の頃に駒の動き方を覚えて、「ルールだけは知っている」という状態だったので、駒の動きが書いてある駒なんて邪道だと思ってました。が、自身の体験として、若い子や女性に将棋の駒の動かし方を知っているかと聞くと、期待したよりずっと認知度は低いです。自分と同世代の男性だったらもうちょっと認知度は高いのですけどね・・・。
価格がネックだけど普及するといいな
将棋の(指す)魅力は、駒の動きを覚えて、1つでもいいので「囲い」を覚えて、詰み形や必死の形を知って、相手に勝てるようになって・・・。そして初めてわかるものだと思っていました。
なので華将棋を買ってもらうことがスタートで、そこから魅力が伝わるまでまだまだハードルが高いと思うのです。だから入り口としては、もうちょっと安くならないかなって思うのが本音。
価格をもっと安くするかバリエーションを増やして
「安くして多くの人に触れるようにしてほしい」というのが本音。バリエーションを増やして、入手しやすい価格のものを作るのもいいかな。
商売なのでなかなか気軽にはできないのでしょうが・・。
評判を聞きたい
それから、この華将棋が売れたとして、この華将棋を使って将棋の魅力を知って、趣味にしてくれる人がどれだけいるか。
華将棋は将棋の入り口としてフィットするのか。どうぶつしょうぎのほうが良いのか。後々の評判を聞きたいです。