天候不良のため対局地である新潟・佐渡への渡航が危ぶまれ、日程が不明確だった第64期王将戦7番勝負第5局ですが、前日(2015年3月11日)中には対局者らが現地入りできなかったことを受けて、日本将棋連盟から発表がありました。
対局者が現地(佐渡)に到着できた時間によって、以下のような日程で開催されます。
佐渡への到着時刻 | 日程 | 時刻 | 持ち時間 |
12日午前 | 12日、13日の2日制 | 12日は13:30~18:00(封じ手)、13日は9:00~ | 7時間 |
12日午後 | 13日のみの1日制 | 13日9:00~ | 5時間 |
通常なら持ち時間8時間の2日制ですので、いずれにしても短縮日程になります。
立会人の田中寅彦のツイートです。
天気回復せず(≧∇≦)
佐渡に行けない(^^;;
第5局は変則開催余儀無くなりました。
明日の天気回復を祈ります。 pic.twitter.com/2VxpKzZT10
— 田中寅彦 (@tora_ejison) 2015, 3月 11
楽しみにしていた方には残念ですが
私達は普段、ニコニコ生放送などでタイトル戦を観戦するわけで、どこで開催されようがあまり関係ないですが、現地の人にとっては楽しみにしていたはずのタイトル戦です。
実際、前夜祭は中止されたでしょうし、会場となった旅館の方も半年以上前から準備するはずで、お気の毒です。
対局者がデートしてる
このトラブルだからこそ、なのかわかりませんがお宝写真がスポニチさんに掲載されていますのでご紹介します。
こちらから御覧ください。
渡辺明王将と郷田真隆九段が仲良く望遠鏡を覗き込み、荒れる日本海を心配するというほのぼのデート写真。
スポニチさん、ありがとうございます。
どちらが有利なのか
2勝2敗で迎える第5局。この日程変更によってどちらかが有利になったのか。
郷田真隆九段は長考派であるため、普通に考えれば渡辺王将が有利でしょうか。
しかし、郷田九段は持ち時間が短い2013年度のNHK杯選手権者であり、また直近のタイトルは持ち時間4時間の棋王(2011年度)ですので一概には不利といえないかもしれません。
以上です。ありがとうございました。