2015年3月26日にニコニコ生放送で中継された第64期王将戦(渡辺明王将VS郷田真隆九段)第7局に、解説として及川拓馬六段が登場。
2013年6月に結婚した妻である、女流棋士の上田初美女流三段との生活について語ってくれました。
話には困らない
及川六段は、メール質問に答える形で、家庭の雰囲気についてトーク。
それによれば「将棋の指し手とかのことは言わない、一緒に研究はしない」とのこと。その理由は「家では休みたいので」。
ただ、将棋のニコニコ生放送は一緒に観て「これがいいかな?」とか話すことはあるそうです。及川六段は結婚生活について、同業者なので「話はそんなに困らない」とも話していました。
「困らない」・・・というか、まだ新婚2年も経っていないのに困ったらまずいような。
同業者と結婚したデメリット
また及川六段は、ちょっと言いにくそうに「あのー、ん、これでも、あ、そっか、えっと、どうしようかな・・・」と言いにくそうにしつつも、同業者と結婚したデメリットについても語ってくれました。
そのデメリットは「すぐ何しているかバレること」。及川六段は「どこに行ってるとか、何しているとか、バレバレなんで。それは一長一短・・・短のほうが多いのかな」「100%オープンじゃないですか」と、爽やかな笑顔で話してくれました。
普通の会社員でいうと職場結婚ですからね。しかも、従業員200人ぐらい(棋士・女流棋士あわせて)と、それほど規模の大きくない企業での職場結婚ですから・・・。
メリット
逆に「同業者と結婚してよかったこと」を聞かれると、及川六段は「これ難しいですよね」としつつも「理解してもらえて、対局の前日とかに多少気を遣ってくれる」というメリットをひねり出していました。
将棋を指していなくても結婚していた
別のメールでは「及川先生には『将棋を指していなくても彼女と結婚していた』という名言がありますが、奥様の将棋以外の魅力を語ってください」という、ストレートな質問が。
この日聞き手だった安食総子女流初段は「将棋を指していなくても彼女と結婚していた」という名言について「私も結構感動しました」とコメント。
及川六段は照れつつも、「そうっすね・・・やっぱり、あのー、一緒にいて、すごく、い、居心地がいいことじゃないですかね」と回答。最初はいろいろズレもあったようですが、だんだんフィットしてきたとのことです。
及川六段は「結婚って、やっぱ一緒にいて楽じゃないと」と語り、安食総子女流も「楽が一番ですよね」と同意しました。
出会いは
及川六段は、上田初美女流との出会いについて「昔から知ってはいたんですけど、話するわけじゃなかった。同門(伊藤果七段門下)なんで。教室とかも確か一緒だった」としながらも、いつ頃から意識し始めたかは「覚えていない」と回答を拒否。
ただ、「家が近くて、電車の帰り道が一緒だった」ので話すようになったとのことです。
安食女流から「自然と惹かれていった?」と聞かれると、「そうですね、そういうことにしましょう」と照れていました。
この2人解説・聞き手コンビは癒やし力が満点。7番勝負の7局目とは思えぬ(初日ではありますが)、一日中ほのぼのとした雰囲気でした。
及川六段にとっては今回が「ニコ生での長い時間の解説は初めて」だったとのことですが、いろいろ語っていただきありがとうございました。
最後になんとなく以下のツイートを掲載。
ご報告ってなんですか(笑) “@DoAsCat: ニコ生 お昼 スパゲッティROTORO(ロートロ)のパスタ
ご報告 @ueda823
第64期王将戦 七番勝負 第7局 初日 渡辺明王将 vs 郷田真隆九段 pic.twitter.com/g6gouoGWMT”
— 上田初美 (@ueda823) 2015, 3月 26
以上、ありがとうございました。