いつも将棋ワンストップをご覧いただきありがとうございます。掲題のお詫びと、今後の措置に関するご報告です。
お詫びと今後の措置
先日、NHK杯テレビ将棋トーナメントに関する記事を「NEWS by 管理人」に掲載したのですが、その記事の題名(タイトル)は対局の結果がわかってしまうものでした。
このため、NHK杯を録画して視聴している方とっては、当サイトを閲覧した時に、視聴するより先に対局結果が分かってしまうことになり、不愉快な思いをさせることになってしまいました。
今後は、テレビ棋戦であるNHK杯に関しては、「NEWS by 管理人」では結果がわかるような題名を付けないようにします。銀河戦も同様にします。
同じようなことは、これまで何度もしていました。反省しております。
将棋サイトを運営している者として配慮に欠けておりました。
視聴を楽しみにされていた方にお詫び致します。申し訳ございませんでした。
例外について
今回の措置、目的に照らして以下のケースでは例外とさせていただきたいと思います。
1.放送からある程度の期間(1週間を目安にします)が経過した対局の結果については、題名で結果がわかっても問題ないように思いますので、例外としたいと思います。
2.ニュースサイトなどで報じられるような事件が発生した時も例外としたいと思います。この典型的な例としては橋本崇載八段の二歩です。Yahoo!ニュースなどにも掲載されるような事件であれば、当サイトのニュース欄にも掲載されるためです。
3.その他、何かしらの事情で(想定は難しいですが)題名に結果を掲載しても閲覧者の方の楽しみを奪わないようなケースであれば、慎重に考えて掲載させていただきたいと思います。
他の棋戦につきましては、結果がニュースなどで報じられることが多いと思いますので、今回の措置はNHK杯、銀河戦に限りたいと思います。
お問い合わせについて
今回の措置に関するご意見やご質問などがありましたら、この記事のコメント欄かお問い合わせページにてお問い合わせいただきますようお願い致します。
このたびは、多くの方に不愉快な思いをさせてしまい申し訳ございませんでした。
2015年7月13日 管理人
コメント
はじめまして。記事とは関係ないことですがよろしければお答えください。よくNHK杯の対局などで棋士のプロフィールを解説者が紹介していますが、「棋風は居飛車等の本格派で~」と必ずと言っていいほど話されているのを耳にします。
居飛車党はともかく、この「本格派」というのはほぼ全ての棋士を紹介するときに使われている気がするのですが、本格という意味の対義語である「破格」という言葉が当てはまるような棋士は実際おられるのでしょうか?(現役で)
例えば「棋風は定跡にとらわれない破格のタイプで」みたいな。
コメントありがとうございます。はじめまして。
ご質問の件ですが、私はまだ将棋ファン歴浅くて、自分なりの回答になってしまうことをお許し願います。
まず棋風を表現するのに「破格」とは使わないような気がします。ですので「破格のタイプ」とも言わないと思います。
「本格」というのは、どちらかと言うと「正統派」みたいなイメージでしょうか(あくまで私のイメージです)。定跡に忠実で、将棋のど真ん中を歩くような感じ、誰のお手本にもなるような感じです。
その反対語としては「独創的」というのがあると思います。仰るとおり、定跡にはとらわれず、というタイプです。
佐藤康光九段や、山崎隆之八段などがそれにあたると思います。今回のNHK杯でも山崎八段は序盤から工夫しましたね。あのような感じで、独創的な指し回しをするのが「本格」の反対に当たると思います。
ご参考になりましたら幸いです。コメントありがとうございます。
すでに放送されたものなんだから、結果の情報を遮断するのは情報発信者ではなく観戦側のすべきことのような気がしますけど、いろんな方がいらっしゃいますね。
いつもサイトの更新楽しみにしてるので、あまり気にしすぎずに。
コメントありがとうございます。
お気遣いいただきまして、ありがとうございます。私としましては、このサイトの目的は棋士や女流棋士の方々が自ら発信している情報、各公式サイトが発信している情報を集約して表示するということを第一にしていますので、それを楽しんでいただいている方々に、私の記事で一部の方でも、少しでも邪魔をしてしまうと良くないと考えています。なので、今回のこのような措置をすることで、問題を取り除ければと考えています。
いつも楽しみにしていただいてありがとうございます。嬉しいです。今後共よろしくお願い致します。
本格派の逆は力戦派かな
コメントありがとうございます。
そうですね、「力戦」という言い方がありましたね。これも定跡形の戦いではないという意味ですね。補足ありがとうございます。
すでに放送された内容についてですから、別に結果が分かっても致し方ないと思います。
そこまで気にしていたら、キリがありませんよ。
録画して後からみる視聴者には、『将棋ですから、待ったはできません』と回答したら宜しいでしょう。
これまで通りのワンストップが良いとおもいます。
「NEWS by 管理人」は最上段にあるので、ふらっとホームページを見に来たときに結果が目に入ってしまうとまずいとのご判断とお見受けしました。
結果に関する記事を一切書かないわけではないですし、色々な方に配慮なさっている管理人様のお人柄が率直に素晴らしいと思います。
管理人さん、todoさん回答ありがとうございます。
私が質問した経緯はあまりにも「~本格派の将棋で」という言葉をまるで定型句のように使われるので、もっと工夫がないものかと苦言を呈したまでです。確かに本格派の反対で“破格の”という言葉を使うのは格調高い日本の伝統文化である将棋に対して失礼かもしれません。しかし一方では真剣師と呼ばれる“賭け将棋”を生業としながらプロに転向し、その後第一線で活躍された故花村元司九段のような将棋の大衆文化の礎となった棋士もおられ、将棋はもっと大衆に根ざした親しみやすいゲームであることが本質だと私は思うのです。
現代将棋は研究も進み、様々な戦法も確立し、残された道はコンピュータに打ち勝つのみという将棋界の風潮が、大衆を置き去りにしたような何か一抹の味気なさを感じ「将棋の本格派とは何か?」を質問させていただいたまででございます。
todoさんが仰せのように「力戦派」という表現が私の脳裏をよぎったことも確かです。そして管理人さんが仰った独創的、todoさんが仰った力戦派の台頭が佐藤康光九段と山崎隆之八段であることは私も十分納得です。
奇しくもそのお二人が将棋フォーカスにおいて司会と講師を務められておられるのは、将棋界の変革を予兆させるようなシンボリックな出来事ではないかと思った次第です。
再コメントありがとうございます。
なるほど、確かに「本格派」といわれることは多い気がしますね。昔に比べて多くの棋士が「本格」になっているのかもしれません。昔の棋士はもっと個性的だったと聞きますし。
なぜそうなったのかはわかりませんが、モナコ様がおっしゃるように、研究会が盛んに行われるようになって、情報交換が進んでそうなっていったのかも(引退された内藤國雄九段がそのようなお話を将棋世界に書いていたと思います)。
あと、単純に、便利な言葉なのかもしれません。「本格」は将棋の用語としては本来褒め言葉ではないと思いますが、解説者や聞き手が対局者を「本格派」と評すると、格式が高い感じがするというか。
でも佐藤九段や山崎八段、「独創的」という意味では藤井猛九段などもそうだと思いますが、いずれもとても人気がある棋士です。
これもモナコ様がおっしゃるように、プロやアマ高段者にしか分からない「本格」の部分より、アマ低級低段でも楽しめる意外性、どうなるんだというワクワク感がそうさせているのかもしれませんね。
人気で、かつ実力もあるからこそフォーカスに抜擢されたのかも。
藤井九段と佐藤九段、それに菅井六段を加えた3人は将棋世界7~9月号で「創造の原動力」という座談会をやっているのですが、その中では居飛車の研究について「進みすぎた」というニュアンスで苦言ともとれる発言(佐藤九段、8月号)があったりと、考え方が知れて面白いです。よろしかったら読んでみてください。
コメントありがとうございます。
鬼ころしはお酒様:
コメントありがとうございます。お気遣いをいただき、ありがとうございます。
今回の措置によって、当サイトが不便になるとかそのようなことはありませんし、影響も微々たるものだと考えています。
NHK杯の結果を「私の記事の題名として表示しない」というだけで、記事は書くこともあると思いますし、記事内容には結果も書くと思います。また、私は毎週NHK杯を記事にしているわけではないので、影響は少ないと考えています。少しでも嫌だと思われる方がいたら、なるべく配慮したいと考えています。
それでも、ほとんどこれまで通りと考えていただいて問題ありません。
匿名様:
コメントありがとうございます。
>「NEWS by 管理人」は最上段にあるので、ふらっとホームページを見に来たときに結果が目に入ってしまうとまずいとのご判断
その通りです。
(いろんなデバイスでご覧になる方がいますので、一応説明をします。スマートフォンで当サイトを閲覧した場合であれば、トップページの上70%が「ワンストップ」な部分で下30%に「NEWS by 管理人」が表示されるのであまり問題ないのですが、PCだと左の70%が「ワンストップ」で右30%が「NEWS by 管理人」として表示されます。この時に、「ワンストップ」な部分を閲覧しようと思って訪れた方でも「NEWS by 管理人」に表示された対局結果が目に入ってしまうということです)
こうやって「ワンストップ」として、様々な方が発信されている情報を一箇所で提供するというサイトの性質上、発信されている方やそのファンの方、ひいてはすべての将棋ファン、将棋ファンではない閲覧者を含めて、不愉快な思いをする人がなるべく少なくなるようにしたいという思いがあります。ちょっと大げさかもしれませんが配慮すべき義務があると思っています。
皆様コメントありがとうございます。
自分もNHK杯に関しては題名に結果がわかるのはやめてほしかったです。
録画して暇なときに見るという生活スタイルだったので・・・
コメントありがとうございます。
はい。配慮が足りず申し訳ございませんでした。
この記事に書いてある方針に則り、基本的には題名に結果は記載しませんので、今後共よろしくお願い致します。
また、ご不満な点などございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
よろしくお願いたします。