2015年3月20日の日本テレビ系「NEWS ZERO」で、3月14日に対局が行われた将棋電王戦FINAL第1局に出場した斎藤慎太郎五段が約10分にわたり特集されました。
見逃した方のために、その内容を記したいと思います。少し粗めに書いていますが、脳内で補完お願いします。
人間とコンピュータとの頭脳の戦い
特集されたのは「FROM ZERO」のコーナーで、「ある若手棋士の挑戦を追う」というテーマ。
導入としては、
「人間がコンピュータに負け続けている(2勝8敗1分け)大会に、今回棋士代表として抜擢されたのが斎藤慎太郎五段だ!」
みたいな感じでした。
斎藤慎太郎五段インタビュー
あの関西弁で「将棋ソフトが十分棋士を超えているという意見を、自分が戦って変えてみたい」とコメントしていました。
大阪での対局の様子
順位戦の南芳一九段戦(おそらく、対局相手は後ろ姿しか見えなかった)を例にあげ、将棋の対局は朝から晩まで長いんだと紹介。
劣勢となって夕食も取らずに考え続ける斎藤五段の苦悩する姿が映る。
またインタビュー。集中力を保つのは難しいのでは?の質問に、あの関西弁で「あ、そうですね。それはもうでも昔から将棋をずっとやってきたので、もう慣れっこですかね」。
プロフィール紹介
7歳で将棋を始め、3年前18歳でプロデビュー。勝率は6割6分以上。
「将来の将棋界を担う若手のホープ」「端正な顔立ちからイケメン王子と呼ばれ、女性ファンからの人気も高い」などと紹介されました。
お部屋紹介
「将棋電王戦FINALへの道」を毎回見ている人にはお馴染み、斎藤慎太郎五段の一人暮らしのお部屋にカメラが潜入。
以下は参考動画。斎藤慎太郎五段のお部屋です。
さらに、稲葉陽七段との居酒屋での脳内将棋の風景も。以下参考動画。
羽生善治名人インタビュー
まさかの羽生善治名人登場。
「ソフトは非常に強くなっているというところはあると、お、も、い、ますぅ」
「1秒間で何百万手か何億手かわかんないですけど、まあ、膨大な計算、読みをするわけですけど、まあ人間はそれは不可能なんで」
斎藤慎太郎五段の決意
電王戦に出場する意義について「言葉は悪いかもしれませんが、見返すみたいなところ。あと自分の実力以上のものを出して自分を見返す」と語る斎藤慎太郎五段。
本番の2週間前
本番2週間前になってもソフトに勝てない斎藤五段。
しかし、ここでコンピュータのある特徴に気づく。それは「序盤で、少し甘い手がでる」可能性があること。
コンピュータと人間の違い
例の枝刈り探索の説明。人間は経験で悪い手を読みから外すが、コンピュータは全てを読む的なナレーション。
したがって「序盤の悪い手を見逃さずにリードを奪う。それが斎藤の戦略だ」と説明されました。
電王戦FINAL第1局の様子が映る
あの△6五銀について「コンピュータが、プロ棋士なら選ばない手を指した」とし、ここから斎藤五段がペースを握った説明されました。△6五銀については以下の記事を御覧ください。
将棋電王戦FINAL第1局は斎藤慎太郎五段がAperyに勝利
おやつを食べる斎藤五段
おやつを食べるシーンが紹介されました。
「糖質を補給し脳の疲れをとる。これも人間ならでは」とナレーション。
47手目の▲6五竜としたシーンでは、攻め続けるか守るかを考え、長考の末、守りを固めることを選択。これが決め手となったと説明がありました。
人間の戦略がコンピュータを上回った
電王手さんの投了シーンが映り、「人間の戦略がコンピュータを上回った瞬間だった」とナレーションが入りました。
終局後のインタビュー
勝利後の斎藤五段のインタビュー。
「これからもしこういう場になった時に、なんて言うんでしょう。ま、プレッシャーとか感じず戦える。自分の棋士としての可能性を感じたところはあります。この勝利に一息つくのは今日まで。明日からはまた自分が強くなる勉強をしていこうと思っています」
村尾キャスターのコメント
「斎藤さんが勝ってホッとしました。考えてみれば、コンピュータも人間が作ったもんですからね。斎藤さんもすごいんですけど、ここまで戦えるコンピュータを作った人たちもすごい」
貴重な地上波の特集でした
以上です。貴重な地上波の特集でした。
この特集でいろんな方に斎藤五段が「見つかっちゃった」ようです。
斉藤慎太郎五段、色々な方に見つかっている模様^^流石”西の新王子”の異名は伊達ではありませんね^^
きっと朗報なのだけど、ひっそりと応援されていた将棋ファンの方には悲報なのかも。わっかんないですが^^
— itumon (@itumon) 2015, 3月 20
コメント
うわあああああああ見逃したあああああああ
でも正確な書き起こしで脳内再生余裕でした
特に羽生さんのお、も、い、ますぅのところ
えぇ、えぇ、ありがとうご、ざ、い、ますぅ~
コメントありがとうございます!
羽生名人のセリフのところ、お気づきいただきありがとうございます。
全体としてはそれほど正確ではないのですが、そこだけ妙に、
そういう風に書きたくなったので(個人的に)、書いてみました。
楽しんでいただけたようで、よかったです。
今後ともよろしくお願いします。
「少し粗めに書いています」と言いつつ、「お、も、い、ますぅ」の再現率がやたら高い件。
私もにやけてしまいました。
コメントありがとうございます!
ええ、実は最近将棋界で一番モノマネしやすいのは(失礼ですが)羽生名人じゃないかと・・・。
ちょっとしたことに気づいてくれる人がいることに感謝です。