森内俊之九段といえば、クイズ番組アタック25で優勝、バックギャモン世界4位などといった実績を誇る、将棋界きってのゲーム・クイズ好きですが、そんな森内九段が「大富豪大会」に招待されていたことを明かしました。
これは、2015年2月17日にニコニコ生放送で中継された第64期王将戦七番勝負(渡辺明王将VS郷田真隆九段)第4局2日目において発言があったもの。この放送に、森内俊之九段は解説として出演しました。
大富豪大会に招待される
前日に解説を担当した佐藤天彦八段からのリレー質問は「最近ハマっているゲームは?」というもの。その質問に森内九段は
「そうですね・・・ゲームは今までいろいろやってきたんですけど、えっと、今年に入って、大富豪大会というのが、トランプですね。招待状が届きまして」
と発言。
ただ、残念ながら出場はしなかったということです。
一応説明しますが、「大富豪」はトランプのゲームの1つ。「大貧民」とも呼ばれます。数人でおこなうゲームで、最初に手札が全員に配られ、順番に手札(それぞれ自分の持ち札だけが見える)を、ある条件のもとに場に出していき(出せば全員が見える状態になる)、自分が持つ全ての手札をなくせば「あがり」となります。
基本的なルールは日本全国共通ですが、各地にローカルルールが数多くあるのが特徴。余談ですが、私(管理人)は実際経験があるのですが、いろんな地域の人と集まって大富豪をやってみたら、そのローカルルールの多さにびっくりします。
カードを覚える森内俊之九段
森内九段は
「昔よくやったんで、懐かしく思い出しました」
と話していました。その時、聞き手の藤田綾女流初段が「森内先生は、トランプの(場に出された)カードを覚えると聞いたことがある。何のカードが残っているとか」と発言。ただ、森内九段は
「大きい札(強い札)だけ覚えるんですけど、それが大げさに・・・」
と答えました。
大富豪だと、「ジョーカー」「2」「エース」「キング」「クイーン」「ジャック」の順に強いのですが、「大きい札」とはこのあたりの札だと思われます。余談ですが、私(管理人)も、昔大富豪が好きでやっていたころは、絵札やエース、ジョーカーは場に出たかどうか覚えていた記憶があります。あと、相手のカードの持ち方の癖とか。あの人は強い手札を右端に持っているとか、癖を読みます。こちらは読まれないように、毎回手札の並び順の法則性を変えるようにします。余談でした。
藤田綾女流初段は、「森内先生は大富豪をやるときに、あまりに札を覚えるので、トランプ2組を使ってやると聞いたことがある」という情報をもっていましたが、本人によればこの情報はまちがい。普通に1組でやるそうです。
招待された大会
ちなみに、森内九段が招待された大富豪大会が何という大会かは明かされませんでした。ただ、「権威ある大会」らしいです。
ということは、これ(第三回天下一大富豪大会)でしょうか。開催日も、今年2月8日となっていますし、「今年に入って招待された」という森内九段の発言と矛盾しません。
なお、2月8日といえば、リアル車将棋の開催日。森内九段も解説として参加していました。
いくらゲーム好きの森内九段といえどもリアル車将棋の解説を蹴って大富豪大会に参加するというわけにはいかなかったようです。