2016年12月27日に行われた三浦弘行九段の記者会見と、同日の日本将棋連盟の記者会見の概要を記しておきたいと思います。
いずれも、前日に行われた第三者調査委員会の最終報告書発表を受けたものです。三浦九段の会見の方が先に行われ、その後、連盟の会見が行われました。
予備知識など
三浦九段は、10月12日に処分を下されてから3度にわたって反論文書を出し、ソフトを不正使用したという疑惑を否定してきました。一方で、連盟の島朗理事、告発した渡辺明竜王らは、週刊誌上などで情報を発信してきました。それらの経緯は以下の記事にまとめてあります。
第三者調査委員会は10月27日に発足。12月26日に調査結果を発表しています。
三浦九段の会見は、ニコニコ生放送などで配信されました。正確に、詳しくはこちらをご覧下さい。
《将棋ソフト使用疑惑は不正なし》三浦弘行九段 記者会見 生中継 – 2016/12/27 15:30開始 – ニコニコ生放送
一方、日本将棋連盟の会見はテレビカメラ等映像メディアが入らない状態で行われたようです。会見後、発表文が連盟サイトに掲載されています。
以下、本記事では、両方の会見の内容のうち、私(管理人)が大事そうだなと思った部分を要約しています。
三浦弘行九段の会見
まず、三浦九段本人、師匠の西村一義九段、三浦九段の代理人・横張清威弁護士の3人から発言がありました。
三浦九段の発言(要旨)
年末で忙しい中お集まりいただき、また、お騒がせして申し訳ありません。私の潔白を信じて応援してくださった方もたくさんいまして、その方々にご心配をおかけしたことを、申し訳なく思っています。
また、来年1月3日のYAMADAこども将棋大会、1月4日の上州将棋まつりに出演予定でしたが、私の承諾なく勝手にキャンセルされました。ファンと交流する処分明け初めての行事だったので、残念です。
報告書で驚いたのは、7月26日の対局の夕食休憩後の30分の離席がなかったこと。そもそも疑惑がなかったことになります。また、挑決の2局で理事が監視していたにも関わらず、不審な点がなかった、それなら私を竜王戦七番勝負に出場させればよかった。残念です。
西村九段の発言(要旨)
将棋界に入って55年、このような深刻な不祥事は初めてで本当に残念。悪質なデマもあって非常に心配していた。本人は精神的に参っているが早く元気に立ち直って復帰してほしい。心配させたファンに、彼の師匠というだけでなく将棋界の先輩としてお詫びしたい。
弁護士の発言(要旨)
大前提として、第三者調査委員会というのは連盟が多額の金を出して雇っている弁護士なので、依頼者の連盟を優位に書いてしまうことはある。
報告書については、不正の証拠がないという結論は評価できるが、処分が妥当だというのは依頼者である連盟に寄り添った意見で極めて不当。処分当時に存在していたのは、一部棋士が指摘した一致率や離席だけで、これは疑惑ではなく一部棋士による単なる邪推。
(第三者委の報告書で、三浦九段から休場を申し出たことになっている件について)連盟理事は『竜王戦七番勝負が開催されなくなった。承知してくれるか』と三浦九段と渡辺竜王に各々尋ねた。三浦九段は受け入れ、渡辺竜王は頷いていた。理事は『今回のことは連盟にとって大変な損害。わかっていますか』などと責め、休場届を要求した。
理事に責められ、七番勝負が開催されなくなったと聞かされた三浦九段はその場では休場届提出を承諾したが、その後不正をしてないのに提出すると不正を認めたと捉えられると考え、提出を拒んだ。休場は三浦九段から申し出たわけではない。
(第三者委の報告書で、三浦九段が竜王戦七番勝負に出れば大きな混乱が生じたとされる件について)竜王戦七番勝負では金属探知機の検査が予定されており、不正のおそれはなかった。離席や一致率という根拠薄弱な状況証拠によって挑戦権を強引に剥奪するほうが、連盟や将棋界の信頼や権威を大きく傷つけることになった。他にとり得る選択肢もあった。
(第三者委の報告書で、常務会が出場停止処分を決定できるとしていることについて)竜王戦七番勝負の出場権を奪うことになるというは極めて重要な本件の決定は、常務会ではなく理事会で行うべき。処分手続きの点でも適正を欠いている。
質疑応答
今後の連盟側との話し合いはどのような内容になるか?
弁護士「今回三浦九段は金銭的な被害を被っているので、その請求は当然。三浦九段の名誉が侵害されており、謝罪も重要」
疑惑を告発した渡辺竜王についてどう思うか?
三浦九段「疑われたっていうのは本当に…。そんなふうに思っていたかっていうのは…。対局者だったらわかると思うんですけど。週刊誌の記事で、最初は疑っていなかったと言っていたが、誰かに言われたのか。残念です」
将棋連盟には何を望むか?
三浦九段「無理なんでしょうけど、元の状態に戻してほしい。叶わないでしょうけど、竜王戦をやりなおしてほしい。難しいでしょうけど」
(三浦九段は別の質問に「一刻も早く復帰して、結果が出せるように頑張りたい」とも応えています)
出場停止処分中のことについて
三浦九段「私だけならなんとか耐えたが、家族がまいっていまして、何でこんな仕打ちを受けなければならないのかなと。一方、応援してくれる棋士やファンの方もいて励みになっていた。ただ推測でいろいろ言われてしまうのがどうしても辛く悔しかった」
今回の問題でクロだと決めつけるツイッターや週刊誌の報道があったが、個人的に名誉毀損訴訟を考えているか?
弁護士「まだ協議中で、決定しているわけではない」
今回の名誉毀損はどの程度のものか?
弁護士「将棋ファンではない方に聞くと、みんな『三浦さんはクロでしょ』と認識している。世間からこのイメージを消すことは難しい」
地元群馬の記者「今回の問題、群馬県民も多くの方が心配している。そういった方にメッセージをお願いします」
三浦九段「かなりの方々に信じていただいて、地元のファンや普及指導員、交流の多い方もいっぱいいて、悔しい思いをさせた。本当に申し訳なく思っています」
このような会見を騒動の直後にすれば、クロだと思う人が少なかったのでは?
弁護士「当時は疑われていて、それを覆す調査結果もなかった。おそらく会見しても疑惑はなくならないし、悪い方向になるおそれもあったので会見は控えていた」
日本将棋連盟の会見
連盟の会見はテレビカメラを入れずに行われたようです。前述の通り日本将棋連盟の公式サイトに、発表された文章が掲載されています。詳しくはそちらをご覧下さい。
要旨
・常務会の判断は妥当だったとはいえ、結果的に三浦九段に辛い思いをさせたことは本当に申し訳なく思っています。常務会が反省すべき点は、電子機器の規制が遅れたこと、月例報告会での久保九段の発言の真意(『真意』に聞こえましたが実際は『真偽』でした)真偽の確認を怠ったこと。
・10月11日以降の動きについて、この時点で週刊誌に書かれることが確定的で、竜王戦七番勝負の最中に記事が出れば大きな混乱を招き、最悪の場合、中止のおそれもあった。丸山九段に七番勝負に出ていただいたおかげで、タイトル戦も無事、終了致しました。
・三浦九段は1月から対局に復帰。特別措置として今期、順位戦A級からの降級は1名とし(通常2名)、三浦九段の来期A級の地位保全をする。来期はA級11位となる。1勝3敗の後の対局は(処分中及び1月以降の対局も)すべて不戦局とし、対戦相手にだけ白星がつくこととする。
・王位戦も不戦局扱いとする。朝日杯は三浦九段を除く形で二次予選の抽選を行った。
・電子機器の規制は、疑心暗鬼を生じないよう再度検討する。
質疑応答
その後のメディアとの質疑応答で、連盟側から以下の発言があったようです。
・三浦九段への経済的な補償も検討する、真摯に話し合いたい(日経)
・(三浦九段が求めた竜王戦のやり直しについて)すでにタイトル戦が終わっており、三浦九段には来期、改めて予選に出てもらうことになる(NHK)
・理事の処分は谷川会長、青野専務理事、島常務理事が減給10分の3、3ヶ月。東、中川、佐藤、片上、井上各理事は減給10分の1、3ヶ月。谷川会長は「ここで放り出すわけにはいかないので、引き続き粛々と業務に当たっていきます」と述べた(産経)
追記:質疑応答部分は産経が詳しく報道しました。以下のような内容が含まれています。
島理事「離席を指摘した棋士の方たちの処分までは、考える余裕はありません」
青野理事「30分間の離席は相手の錯覚。実際には6分、3分、3分」
同「三浦九段に『休場』を強要したことは間違いなく、ありません」
追記2:最も詳しい記事は、朝日の報道だと思います。すべて読むにはログインが必要です。
この記事はほとんど、私(管理人)のツイッターでつぶやいたことをまとめたものになっています。今後も新たに分かった情報等は私のツイッターで発信していきますので、あわせてご覧いただければと思います。
コメント
まとめお疲れ様です。
今回の発表で一つ区切りができるのかと思ってましたが、どうも消化不良といいますが納得できないものがあります。
三浦九段は事実上の白だけど証明はできない、信頼を回復するのは困難である。
このような損害を与えた理事と告発者に対する処分を理事の僅かな減給で済ませて、三浦九段はA級順位戦も頭ハネが極めて高い位置で、竜王戦も今期は出場させないというのは誠意に欠いているという印象です。
告発者への処罰が棋王戦や王将戦に関わるからなのでしょうが、もし棋戦に関わらない中堅棋士が告発者だったらこの対応ではなかっただろうなと思います。
もやもやしたまま将棋を楽しめないのが辛いです。騒動から将棋を指さなくなった人も少なからずいるんではないでしょうか。
まとめありがとうございます。
色々、双方の会見の内容が出てきていますが、連盟側の「反省点として、(中略)ーー 三浦九段の長時間の離席や、ソフトとの指し手の一致率を「カンニング」の根拠にし、事実確認を怠った--ことを挙げた。」
とありますが、この程度のことが第三者委員会の判断を経ないとわからないものでしょうか。何か悲しくなりますね。また、30分程度の離席については、事実無根であることが、会見で明らかにされていますね。連盟が即座にその証言者に聴取をしていれば、その段階で、処分の方向性が変わっていた可能性もあったわけですよね。
まあ、しっかりと反省すべき点を洗い出して、今後はキチンとした、誰もに公平なルールの確立と、判断を俊敏に下せる連盟に生まれ変わってほしいものだと思います。
以前どなたかのご意見で、この件は、人権問題として考えるべきではないとのご意見があったと記憶しておりますが、個人的には、全くそこに触れないわけにはいかないのではと思います。三浦九段自身も会見で言われていますが、個々の棋士が、いたずらに疑われることのなく、また疑うことなく、その活動が最大限に尊重されるような連盟となってほしいと思います。
将棋しか知らない狭い世界の中で社会常識がない棋力だけの猜疑心だけで踊らされて来た人達。棋力の上下で懲戒なんて世間では有り得ない。人を貶めてのタイトル防衛に何の価値も見出せない。永世竜王のタイトルを返上すべきではないのか。
反省するなら懲戒規定を作るのが正常な会社の対応。減俸は赤字を出せば役員全員報酬全額返上は当たり前。棋は別知、頭がいいと勘違いしてはいないか。
奮闘した丸山九段と、これほどの恥辱を受けてなお棋士の不正を疑いたくないという三浦九段に頭がさがる。
まとめ有難う御座います。雑感です。
・検証すら行わない証言で、連盟御都合長時間離席シナリオに、納得のゆく説明を求められた三浦九段。説明できるわけがない、事実がないんだから。これは虚偽シナリオに基づく自白強要じゃないんですか?連盟にその自覚はあるのでしょうか。
・「粛々」は無意味な逃げ口上の常套句。放り出さないのなら、誠実に1年間無報酬で臨んで許容範囲。1年間の無報酬分は別途積立金として、将来の棋士のために有意義に使うくらいの事を考えてもらいたい。
・竜王戦開催されなくなったと騙して休場強要ですよね。これって、世間では「詐欺」と言いませんか?「考える余裕はない」とか「錯覚」で済みませんよ。加えて「休場強要してない」と、新相違点を作ってどちらが事実?
・事実確認なしの「長時間に及ぶ不自然な離席に対する納得の行く説明がない」は、公平性のない一方的差別でしたね。その理由は何ですか?
・どこまでも文春売上貢献。誠実な人なら、真面目に発言・発表する場は他にあるのにそうしないのは何故?
・三浦九段の抑制された、この「残念」の真意の感情の蓄積を棋士の方々は今後何処まで我が事として理解してゆくことができるのでしょうか?
・A級保全11位❗️どこまでも高飛車で不誠実な組織ですよね。特別措置って、特別にそうしてやるって意味のように見えます。
・長文失礼致しました。
11位を保全とか唖然としましたよね。事実上、復帰が延期されてるじゃねーかと。しかも9位ですらないんかいと。
他棋戦についても不戦敗を不戦扱いにするとか。やりなおしじゃないんかい!しかも不戦扱いにしてあげるという上から感・いやらしさがひしひしと伝わってくる。
朝日杯に関しても三浦九段は除外して二次予選とかいう説明にカチンときました。除外すんな!と。
こういう取り決めも理事会の胸先三寸でどうとにもなる現状にうんざりです。
刑法典のような詳細な罰則規定や、今回のような不利益が生じた場合の地位回復のためのガイドラインなどを決めておくべきでした。
集団いじめ体質のこの組織はもうだめですね。
私は今後も本事件の経過は追いますが、しばらく将棋を指す気にはなれなくなりましたし、ニコ生も見る気になれなくなりました。
渡辺は棋士を辞して詫び、賞金、対局料を全額
三浦への賠償金の一部に充てて下さい。
こんな無法を許してはいけない。もっと連盟に強く抗議すべきです。ファンや
裾野で将棋の普及につとめている人々は、プロ棋士の生き方を尊敬したいのです。ヤクザみたいな遣り方では棋士というものが消滅します。
ニコニコ生放送を見ていませんしこれから見るつもりのないのですが、今朝の東京新聞で、不正を疑った棋士との復帰後の対局についての三浦九段のコメントを知りました。
>「私を疑った棋士もいるので、(今後)気持ち良く対局できるかというと…」と言葉に詰まり、「勝負師なのでそういう感情に左右されず対局に臨まなければいけない」と言葉を継いだ。
何時間も向かい合っていなきゃいけないわけですからお互いにものすごく気まずいだろうなあ、と思ってこれはわたしも気になっていました。かといって、頻繁に席を外すわけにも行きませんし(笑)。
常務会の判断が妥当と言う前提で将棋連盟は話を進めましたが、三浦九段の会見では理事会で決める事項であると疑義を発せられているのにそれでいいのでしょうか。見てなかったんですかね。
しかし、そうだとしてもA級11位には笑いました。なんの救済にもなっていないのでは。なぜ対局をさせてもらえなくて最下位?三浦九段もそんな訳のわからない地位保全されるくらいなら、不戦局の分の将棋指して、仮に負けてもそれで降級した方がすっきりすると思うのではと感じました。
昔の順位戦の表を見ると、休場した棋士が翌年の順位戦では張出としてでていますが、そもそも無罪なのに対局をさせて貰えず休場していない三浦九段を「張出」にして「救済します」などと言っている理事会は外部理事を含めて終わりでは。
「(挑戦者が誰であろうと)竜王戦を無事に読売新聞に納品して契約金を貰う」ことに邁進していたのだろうと前から思っていましたが、理事会自らそれを認めたものと思います。
しかしこれは、この将棋連盟の目線と思考の先には、直接のスポンサーしか見えていないものと考えました。
スポンサーはなぜ棋戦を主催し将棋連盟に契約金を払うのか。それは新聞の将棋欄を毎日楽しみに読む将棋ファンが裏側にいるからであるという発想を理事会が持っているとは、私には感じられませんでした。
「竜王戦が終わった」としても、多数の将棋ファンが本来のカードではない竜王戦をもし認めないとしたら、「事実の認識ミスをして誤ったカードで行った竜王戦を将棋連盟の手弁当でやり直すからそれを認めてほしい」と読売新聞に申し入れることを考えている・・・くらいのことは言っていたらかなり理事会を見直していたと思います。
・青野理事「30分間の離席は相手の錯覚。実際には6分、3分、3分」
これを30分の離席って言ってたの!?
一般的な言い回しだと“30分の離席”って、長考とかあるし1回で30分前後も離席していたと受け取るのが普通だと思いますが…
これを長時間の離席という根拠にして不正を主張していたんなら、渡辺さんは陰湿どころか悪質ですね
単純に三浦さんが嫌いだったんでしょう
連盟に問い合わせフォームがあります。
文句のある方は、ここから抗議のメールを。
https://pro.form-mailer.jp/fms/67225cea107277
三浦九段が初仕事ととして出演するはずだった1月4日の上州将棋祭りには、谷川会長は出演されるのですね。
ファンの前で三浦九段のことについてどのような話をされるのか(全く何も話さないのかを含めて)非常に興味があります。
いつも将棋に関する記事を投稿頂き,有難うございます.
今回の件で非常に残念だったことは,理事が一度も公の場で説明しないことです.竜王戦の挑戦者変更の時,前夜祭,そして今回も,記者や関係者,スポンサーの前では謝罪をするが,ファンの前には現れない.
ニコニコ動画の将棋中継では毎回,解説者と聞手の棋士が頭を下げておられました.彼らがどのような気持ちで番組やイベントに出演され謝罪されたのか,その姿を理事には見て頂きたいです.
スポンサーのことしか頭にないことは,今回の「竜王戦は無事終了した」発言から非常によく分かりました.
また,このような嫌疑が三浦九段でなく,ほぼ無名の棋士にかけられた場合どのようになっていたかを考えると恐ろしいです.証拠もろくに検討せず,権威のある棋士が「そう感じた」という理由で処分される訳ですから.
恐らくは弁護士を雇うこともできず,また第三者委員会も設置されることなく将棋界から追放されていたのではないでしょうか.
管理人さん、まとめありがとうございます
私もどちらの会見もニコ生で見ました
途中少し混乱してしまい、良く聞けなかったところがありましたので、助かりました
三浦九段は少し瘦せられたように思いました
しっかりしていらっしゃるようでしたが、西村先生がご心配されているようにメンタル面での支えが必要なのでしょうね
驚いたのは2点
1.竜王戦が中止であると責任追及を受けた
2.上州将棋まつりへの参加を勝手にキャンセルされた
1.については、双方意見がぶつかっていますね
理事の皆さんが同じように証言されているのは当たり前として、質疑応答での各理事のお話の中になにか鍵がないか探して、私なりの答えを求めたいと思っています
2.については、三浦九段のご自宅のある市で行われるのですから、本人の希望があれば飛び入りでも地元ファンは喜んで下さるように思うのですが、どういう判断だったのか…理解に苦しみます
そして三浦九段がご自分の対局と同じように、地元のイベントを大事に考えていらっしゃることに胸を打たれました
連盟側の出した出場停止に対する補償については、あの心強そうな弁護士を交え可能な限り三浦九段の納得のできるものになるよう、交渉できると良いように思います
デーモン小暮閣下のスポンサー募集の呼びかけにどなたか答えてくれることを、29期竜王戦7番勝負を本来の挑戦者で対局できる日が来ることを、願って止みません
いっそ7番全部を三浦九段の地元群馬で強力な応援団をバックに対局してみたらどうでしょうか?
三浦9段の会見で判明した事実のなかで私が最もびっくりしたのは、三浦9段の代理人弁護士がさりげなく明らかにした、10月11日の連盟理事たちが行った三浦9段への聞き取りのなかで、ある理事が打った猿芝居。
(ニコ生14:35/1:10:58)頃。大悪手とか反則手の域を超えている!。まあこの理事は、不正に対しては悪をもって制すると気持ちだったのか知らんが、この理事が(誰だかわからんが)この行為だけでも公益社団法人を運営するに値しない資質だとわかる。このような悪質な行為を許容した幹部も総入れ替えが妥当だとまじで思う。
ただ三浦9段もこの理事の、共同主催者を巻き込んだ常軌を逸した奇襲に対して、的確に対応してれば流れが相当変わっていたんでないか。
たとえば一言「なんで何も悪いことしてない私が休場しなけりゃならんのか」と逆に詰問するとか。・・・
この理事の驚愕の行為に関して、ただ一人だけ質問した人がいました。私はその質問は、第三者調査委員会の中立性という主張にヒビをいれたと感じた。(ニコ生26:30/1:10:58)頃
質問の要旨
「そのことは第三者調査委員会にも話したのか?」
三浦9段代理人弁護士要旨
「三浦9段が第三者調査委員会の聞き取りの際に話した」
個人的に思うのです。じゃあなんで調査委員会はそんな重大な不正を報告のなかでふれなかったのか。多分言ったら依頼人の不利益になると判断したんだろうなあ と
呆れて、開いたロが塞がらないとは、こういう事を指していると思う。
1、A級順位戦、来期11位が特別措置と云う認識は、将棋連盟役員の常識を疑いざるを得ない。本当に申し訳ないと云う反省があるのなら、少なくとも現状にするべきである。
2、冤罪事件だったと分かった時点で、来年1月の三浦九段の地元のイベントには、当然参加させるべきである。これをしないのは将棋連盟が本当に反省しているのか疑わしいと同時に、三浦九段の信頼回復に付いては何も、考えていないと云う事である。
3、将棋連盟の役員の方々の一般常識、社会通念は世間一般とは全くかけ離れている事を世間に露呈してしまった。
※最後にこの冤罪に加担した首謀者等は、様々な言い訳をしているが、何らかの処罰をしなければファンは納得しないと思う。憶測だけで、人を貶める事がどれほど重罪なのかを知ってもらう為に…。そして、彼らの今後の人生の為にも。
こんにちは。はじめまして。
江戸時代には強い棋士は、大名に抱えられて苗字帯刀を許され武士扱いだった言います。
”国技”の相撲の行司は短刀を帯びて、差し違えたら腹を切って詫びるという建前をもって力士への権威を保持しています。
執行部を含む渡辺竜王らは、ライバルに綾を付けて処分を下しながら、その誣告が明らかになったのですから、サムライとしてハラを切ることで連盟の名誉を守るしかありません。
一方、将棋には囲碁にはない無頼の伝統があります。
執行部を含む渡辺竜王らが無頼の流れをくむ将棋指しなら、無頼の矜持として二度と将棋を指さぬ誓いを示すべく駒を持つ指をすべて詰めて土下座するしかありません。
綾とハッタリでタイトルを護ったというチョンボが発覚したのですから追放が最低ライン。
羽生も含めまわりで煽ったり誣告していた棋士も追放も含めた厳しい処分が必要。
サムライにせよ、無頼の徒にせよ、名誉が全てですから他人の名誉を穢し、自分の名誉を傷つけた者に居場所を与えてはいけません。
谷川が引責辞任だそうですが、腹を切り指を詰めるべきものは多数います。また、退職金?が出、名誉を残す引責辞任ではなく解任なり除名なりの懲戒処分をもって責任を明らかにすべきです。
私は「谷川名人」が大好きで「2つ手があるなら冒険な方を選ぶ」という彼に痺れてきました。
彼はもっと早く、美しいうちに将棋界から消えておくべきでしたね。
じつに後味のわるい連盟の主張だ。谷川の2月の「羽生と三浦対戦」を、三浦救済の処置だと言うーその感覚にしても、とても公平な感覚を持った御仁とは思えない。連盟のほとんどが、この二月半も口を閉じて、態度を糊塗したことは、許せることではない。そして、羽生もふくめ、「灰色発言」にしてもそうだが、みんな、文春に言いなりになってしまい、誰も批判的な動きをしなかったことがおかしい。丸山は一貫していたが、連盟の他の多くは、長い期間を無為に投げ出してしまった。おそろしい世界であることが、あらためてよく分かった事件となった。管理能力についても、最低限、谷川がもっとしっかりしていれば、ここまで事態は悪くならなかった。会長の器ではない人物というしかない。こうなれば、最低限の倫理を示すべきだろう。棋士と幹部たちは、人間としての良心と見識から、三浦九段の弾劾会場で、みずからの発した一言一語を、公にしてファンへからの断罪を請うべきだ。
谷川九段は、自分にどういう職務があったのかを理解していなかったのではないかと思われます。
本来なら、すべての会員の利益と権利を守り、会員同士の利害や衝突を公正に調整することが彼に期待されていた職務であって、そのことを他の会員から委託されていたはずなのです。
しかし、彼は、会長という役職を単なる名誉職だと思っていたのではないですかね。だから、次の会長に関しても実績や知名度だとかいったことを問題にするんでしょう。