熊坂学五段、増田康宏四段に敗れ今期14勝11敗。引退かC2復帰かは結果未公表のNHK杯予選次第に

2002年のプロデビュー(順位戦C級2組)から、日本将棋連盟の制度上ありえる最も短い期間でフリークラスに陥落し、その悲運が逆にネット上で愛されていた熊坂学五段。

注目の2015年3月19日の竜王戦6組、増田康宏新四段戦には敗れたことがわかりました。日本将棋連盟のホームページに掲載されています。

追記:
2015年3月23日の産経ニュースの記事によれば、この対局以降、5連勝すれば順位戦C級2組へ復帰できるようです。詳細は以下の記事を御覧ください。

熊坂学五段の引退回避条件は「5連勝」

スポンサーリンク

引退がかかる増田康宏四段戦

増田四段はこれまで橋本崇載八段を破るなど好成績をあげたものの、先日は加藤一二三九段に敗れており、調子がいいのか悪いのかわからない状態でした。

結果は、順当といえば順当なのですがこの新四段が熊坂学五段に勝利。

これにより、熊坂五段の今期成績は14勝11敗に(結果未公表のテレビ棋戦を除く)。

今期での引退か、フリークラスを脱出し順位戦C級2組に昇級(復帰)かは、結果が未公表のテレビ棋戦(NHK杯テレビ将棋トーナメント)の予選の結果次第となりました。

熊坂学五段、およびフリークラス規定、引退規定については以下の記事を御覧ください。

熊坂学五段「あとがありませんが最後まで自分らしく」

引退の瀬戸際に立つ熊坂学五段に深刻な様子が見られない

C2復帰の条件はNHK杯予選3連勝

熊坂学五段は、2月末頃に既に行われたNHK杯予選で、仮に3連勝していれば以下の条件を満たし順位戦C2復帰となります。

年間対局の成績で、「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、なおかつ勝率6割以上

一方で、同予選で2勝1敗以下の成績であれば、事実上C2への復帰は不可能となった(引退が決定)と思われます。

NHK杯予選は3連勝で本戦出場ですから、熊坂五段がNHK杯本戦に出場していれば、C2にも復帰したということだと思います。

本人や関係者は引退決定か復帰かを知っている

前述の通りNHK杯予選は既に実施されたことから、熊坂五段本人を含めた関係者は、事実上の引退決定かC2復帰かを既に知っているはずです。

我々はそれを知らない、仮に知っていても書くことは憚られるわけですが、誰か結果を知っていたら教えて欲しいです。

(ネット上ではちらほらと熊坂五段がNHK杯予選の結果、本戦に出場できなかったという話がありますが、まだ公式には未公表ですので・・・)

今後は竜王戦6組昇級者決定戦

冒頭の増田四段戦で敗れた熊坂五段は、竜王戦6組の昇級者決定戦に回ることになりました。

仮にNHK杯予選で敗れ事実上の引退が決まっているとすれば、この竜王戦が現役最後の参加棋戦となります。もちろん、竜王戦を勝ち続ければ竜王に挑戦できます。

スポンサーリンク

将棋ワンストップをご覧いただきありがとうございます。ぜひシェアをお願いします

記事の追記や更新の通知はツイッターで行います。フォローをよろしくお願いします!

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。