2015年2月11日、第40期棋王戦5番勝負(渡辺明棋王VS羽生善治名人)第1局がニコニコ生放送で中継されたのですが、この放送では新たに、対局後の感想戦がニコ生プレミアム会員限定で視聴できるということになっていました。
私(管理人)はプレミアム会員だったので、視聴しました。
感想戦を放送するのは画期的
別の棋戦では感想戦の放送がある場合もありますが、だれもが視聴しやすいニコ生で感想戦が放送されるのは画期的。しかも将棋界の頂点に立つ2人の感想戦が観られるということで、とても貴重な機会でした。
流れとしては、対局終了後にまず両対局者が大盤解説会場へ(このあたりは一般会員も視聴できたはず)。そこでは、立会人の大内延介九段と解説の松尾歩七段がけっこうツッコんで対局者に質問してくれました。
特に、羽生名人が形勢を損ね結果的に負けにつながったとされる82手目△3四銀について「控室では△5四歩を検討していた」と質問してくれた大内九段には頭が下がる思い。それに渡辺棋王と羽生名人もいろいろ応じてくれて貴重だった。
対局室へ戻る
その後、2人は対局室へ戻り、30分ほどの時間ではありますが感想戦を行いました。たぶんここからがプレミアム会員限定。
感想戦なのでボソボソとしゃべるのかな、と思ったら、声は意外と聞き取りやすくて対局者の2人が何を喋ってるのかはわかった。
しかし、低級の私には言葉の内容は分かっても、その(指し手の)意味は理解できなかった。いろいろ早い早い。やっぱり将棋の観戦記者とか、アマ高段者にはわかるのだろうか。
この感想戦にも解説が必要だと思いました。
食事は桜の間で
午後6時12分の終局から約50分。感想戦はお開きとなりました。
その後、関係者は「桜の間」でお食事会があるのでしょう。
誰かが言った「7時半に桜の間で」という言葉を残してニコニコ生放送は終了しました。
宇都宮グランドホテルのホームページによると、桜の間は50人ほどが入れるパーティー会場。
どうせならそこも生中継して欲しかったです。ご検討をお願いします。
ちなみにニコ生アンケート結果は「1.とても良かった」が90%を超えていました。