2015年5月31日は競馬界の一大レースである「日本ダービー」が開催されました。
このレースで優勝したのは1番人気の「ドゥラメンテ」(ミルコ・デムーロ騎手、牡、美浦・堀宣行厩舎)。
将棋界でも競馬好きの棋士が多く、事前に複数の棋士がこの日本ダービーの予想をしていました。
この記事では、各棋士の予想を振り返ります。
当たった棋士
競馬好きのタイトルホルダーといえば、渡辺明棋王。スポーツ紙で予想をされることもあります。その渡辺棋王の予想は、前日のブログで以下のように発表していました。
皐月賞前の時点で切れ味が有り過ぎるリアルスティールには2400mでいい印象はなかったので、普通にドゥラメンテが勝つんじゃないかな
さすがです。正確な読み。リアルスティールは2番人気だったのですが4着でした。
次に橋本崇載八段。当日の朝のツイートがこちら。
ダービーは結局ドゥラメンテ二冠濃厚という結論になりました。ダービーだけは、一番人気に逆らっちゃいけない。相手も人気ところのサトノクラウンとレーヴミストラル。ルメールは恐らく先行して一発狙ってくるのでは?青葉賞組はこれまでダービー未勝利ながら、地味に4年連続馬券になっています。
— 橋本 崇載 (@shogibar84) 2015, 5月 31
さすがですね。私(管理人)は競馬はわからないのですが、このドゥラメンテという馬が今回はかなり有力だったようです。サトノクラウンは3位、レーヴミストラルは7位でした。
森信雄七段は以下のように詳細に予想を発表していました。
ダービーはもちろんPOGのドゥラメンテからで、14→11、13→1,7,12の3連単と14⇔11、13⇔1,2,3,4,5,6,7の3連複にした。リアルスティールかサトノクラウンに負けそうな気もするが?レーヴミストラルはPOGのライバルで楽しみだ。ドゥラメンテがんばれ!
— 森 信雄 (@morinobu52) 2015, 5月 30
こちらも当たり。ただ、そのあとの符号の意味が私には正確にはわからない。競馬も勉強しておくんだった。
レース結果を見ると、馬番14のドゥラメンテが1位、馬番1のサトノラーゼンが2位、馬番11のサトノクラウンが3位だったので、14と1と11の組み合わせだと当たったといえるのかな?ということは、森七段当たってますね。おめでとうございます。この三連複は3950円の払い戻しだそうです。これがすごいのかどうかわからないのが悔しい。
外れた棋士
伊藤真吾五段は、リアルスティールからということでした。
初めて東京競馬場に来ています。競馬を見ないで、屋台を見ています。ダービーはリアルスティールから買います。
— 伊藤真吾 (@itoshin0104) 2015, 5月 31
残念。前述のとおり、リアルスティールは4着に終わっています。
また、前々日にニコニコ生放送で中継された第73期名人戦7番勝負第5局2日目に、解説として出演した阿久津主税八段は「私が買おうと思ってるのはリアルスティール。乗っている福永さん(福永祐一騎手)がまだダービー勝ったことないんですけど、勝てそうなチャンスで。調教師の方(矢作芳人調教師)にも何度かお会いしたことあって」と予想していました。
残念でした。
阿久津八段は過去2回予想して外しているらしいので、これで3連敗となりました。
まとめ
まとめますと、予想を的中させたのは渡辺棋王、橋本八段、森七段。
外したのは阿久津八段、伊藤五段でした。
他にも予想された棋士の方がいるかもしれません。すみませんが、漏れているものがあったら教えて下さい。
競馬の魅力とは
これだけの棋士がハマっている「競馬」の魅力とは何なのか。同じ勝負師として、通ずるものがあるのでしょうか。
その魅力を知るためにも、来年は私も馬券を買ってみようと思います。
そして競馬にハマって、競馬ワンストップを開設するかもしれません。
コメント
こんにちは。ダービーのことも記事になさるのですね。
今日勝ったドゥラメンテは、前走の皐月賞で、
最終コーナーで大きく外に膨れてコースをロスしながら再加速して完勝しており、
その圧巻の内容から今日も圧倒的な1番人気に推されていました。
ただ、その荒々しさと血統的な理由から、
2,400m(ダービーの距離)を走るとなるとスタミナはどうだろう、
という意見もあり、伊藤五段や阿久津八段がリアルスティールを本命にしたのは、
そのあたりのことも関係あるかもしれません(もちろん無いかもしれませんが)。
ドゥラメンテという名前も、「荒々しく、はっきりと」
を意味する音楽用語Duramenteが由来だそうです。
ちなみに、三連複が3,950円というのは、そこまで高配当ではありません。
先々週のG1では2,3着に人気薄が来たため、三連複はおよそ286万円でした!
以上、頼まれてもいないのに長々と書いてしまいました。
競馬好きの棋士の方は毎週のように馬券を買っているでしょうが、
ダービーやグランプリといった大レースは、
そこまで熱心ではない方も遊びで買ったりするようです。
なので、管理人さんも来年なんて言わず、6月末の宝塚記念あたりで
馬券にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
お世話になりマンモス。
管理人様もすでにご存じかと思いますが、大平先生もダービーについてブログで語られてますね。
http://oohira243.blogspot.jp/2015/05/blog-post_83.html
ちなみに、私は競馬 全くわかりません!
Khacha様:
コメントありがとうございます。自分が見て、何か感じたことは時間があるかぎり何でも書く方針です。雑食です。
特に、将棋界と他の社会の関わりについては、重視しています。私は棋力が低いので、将棋の内容の難しいこと関してはあまり書きません。
とても詳しい情報をありがとうございます!ここを見られる方にとっても有益な情報だと思います。
ドゥラメンテについては、阿久津八段もニコ生で解説されていました。荒々しいとか、同じような意味のことをおっしゃっていたと思います。阿久津八段はリアルスティールを以前見たことがあって(?)確かそれで確信したみたいなお話だった気がします(記憶が曖昧です、そして競馬の話についていけなかった・・・)。
286万円ですか!それは夢がありますね。もし買っていたらゴール直前とか震えますねそれ。
私は宝くじかサッカーくじぐらいしかやらないので、それらは結果は新聞で見るのですが、リアルタイムでその場に立ち会えたら興奮するでしょうね。
実は以前、競馬場には友人と行ったことがあって。結局よくわからなくて買わなかったんですがあの時買っていればハマっていたかも。
私はなんでも結構徹底的に研究してしまうタイプなので、競馬も時間をかけて事前研究してしまいそうで怖いのです。
でも6月かわかりませんが、いずれ買いますよ。
この記事を書いたらツイッターでもいろいろ教えてくれる方がいらっしゃいまして、感謝しております。将棋ファンと競馬ファンはなにか重なるものがあるのかもしれませんね。
情報ありがとうございました。
kewpiehoney様:
お疲れマンモスです。コメントありがとうございます。
大平五段、当日未明に「ダービーの予想をする」とは書いてあって、でも具体的に書いてなかったのでどうしようかなと思ってたんですが、結局外れたんですね。
記事に追記しようか迷ったのですが、あえて不名誉なことを追記するのもなんですので、今のところ保留します。
私も競馬わからないんですが、競馬やってる人見るとすごく楽しそうなんですよね。
情報ありがとうございました。