2015年2月19日のツイッターによれば、香川愛生女流王将はヨーロッパへ空の旅(たしかベルギーの友人に会うと言ってたような気がします。北尾まどか女流二段もヨーロッパへ行くようなので、二人で別の用事もあるのかも)。
ヨーロッパへ、空の旅。
いってきます♬ pic.twitter.com/ARFKcDj0Y3
— 香川愛生 (@MNO_shogi) 2015, 2月 19
そんな香川愛生女流王将ですが、反省する出来事があったとつぶやいています。
駅のホームで目の不自由な方に押される
香川愛生女流王将は、駅(新宿駅)での出来事として、以下のようにツイート。
このまえ黄色い線の内側で電車を待っていたら、後ろから歩いて来た目の不自由なかた(並んではなかったと思います)に押されて停車動作中の電車にぶつかりそうになりました。。これタイミングずれてたら危なかったですよね(;_;)
— 香川愛生 (@MNO_shogi) 2015, 2月 19
確かに、私も駅で似たような経験がありますね。視覚障害者の方が近くを歩いているのがわかると、ちょっと気に留めるといいますか、気をつけるようにしていますが、別のことに気を取られていると油断してしまいます。
感想戦
それで終わらせないのが、香川さん。
(続)そういうことがあったものですから、駅のホームを意識して見たり、点字ブロックについて調べたりしてみると、点字ブロックがあったとしても目の不自由なかたにとって安全とは限らないということを改めて再認しました。参考 http://t.co/1SW5DSTig5
— 香川愛生 (@MNO_shogi) 2015, 2月 19
これは、視覚障害者の方は黄色い線(点字ブロック)付近を歩く必要があり、危険だという指摘です。特に駅によってはホームが狭かったりするので更に危険。
そうですね。将棋の感想戦じゃないですが、出来事を反省して色々調べたり研究したりするのが最善手です。
何も見えていないのは
さらに香川愛生女流は、これまでそのような危険性を省みることがなかったとして、「何も見えていないのはむしろ・・・」と反省。
しかし何千回新宿駅に行ったかわからないしその度に点字ブロックも見てるはずなのに、最近まで安全性や実情について考えたことがなくて反省してます。なにも見えていないのはむしろ…(>_<)
— 香川愛生 (@MNO_shogi) 2015, 2月 19
これはもちろん、普段の生活の中での大切なことなのに考えたことがなかったという比喩で、盲目なのはむしろ自分だったという反省。
その反省に、石高澄恵女優二段も、以下のようにツイートしています。
@MNO_shogi 直接関わりを持つことで気付かされることは多いですね。駅関連で意識したいのは、エレベーターは本当にそれを必要としている人だけが利用するとか、エスカレーターの片側を急ぐ人用に明けておくのは、そのことで危険に晒される人々がいるので間違ったシステムであるとか…。
— ishitaka sumie (@ishitaka140) 2015, 2月 19
盲目と将棋
将棋の棋士は、駅を利用して将棋会館に通勤される方が大半だと聞いたことがあります。棋界トップのあの方とかも普通に駅を利用しているのだとか。それだけに、これはいい経験をしたのではないでしょうか。
それから、盲目といえば、「石田流」を開発した江戸時代の棋士・石田検校は盲目だったと言われています。
また、NHK杯でトーナメント表の読み上げを毎週毎週時間をかけて行うのも(ちょっと無駄な時間だと思ってしまいがちですが)、棋譜読み上げをおこなうのも、盲目の方に配慮してだと聞いたことがあります。ラジオ時代からの流れなのかもしれませんが。
以上です。最後までありがとうございました。