乃木坂46伊藤かりんさん「私の握手会に王手しに来て下さい!!」

2015年5月22日のbayfm「金つぶ」に、将棋アイドルとしてすっかり定着した乃木坂46の伊藤かりんさんがご出演し、少しだけですが将棋の話もしてくれましたのでご紹介します。

このラジオ番組は通常、同じ乃木坂46の衛藤美彩さんがアシスタントを担当されているのですが、都合でお休みとなり伊藤かりんさんが代打・・・いや代打ち(?)でご出演でした。

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乃木坂の発音が違う

伊藤さんは番組冒頭で「乃木坂46の伊藤かりんです。よろしくお願いします。(衛藤と伊藤で)一文字しか変わらないので」と挨拶。ラジオが大好きで「すごい楽しみにしてきた」そうです。

私(管理人)は、動く伊藤さんを将棋番組でしか見たことがなかったので、アイドルとして活動されている現場を拝見(ラジオなので画はないのですが)させていただくのは新鮮でした。将棋番組だと緊張感たっぷりの彼女ですが、この番組ではもうちょっとくだけた感じ、慣れた感じがしました。

基礎的なことなのですが、「乃木坂」の発音、確か「のぎ↓ざか」と発音していたと思っていたのですが、この日の伊藤さんは「のぎ↑ざか」と発音されていました(前者は「鹿児島」、後者は「長崎」のイントネーション。例えがわかりにくすぎて申し訳ないです)。

「伊藤かりん」の発音も、最後を上げる「かりん↑」。これは覚えましたけど難しいですね、発音。

過酷なテーマ

この日の番組のテーマは「日本と中国の経済問題」で、主にアジアインフラ投資銀行(AIIB、中国が主導する国際的な金融機関。日本などが主導するアジア開発銀行とは別に作られた)に日本が参加すべきかどうかという議論が行われました。

21歳のアイドルにしては過酷なテーマ。

話題になんとかついていこうとする(ように聞こえた)伊藤かりんさんに対し、私は眠気が・・・。

自虐的

序盤、パーソナリティの小島嵩弘さんと伊藤さんのトーク。

伊藤「(今日は衛藤)美彩さんじゃなくて申し訳ないです」
小島「とんでもないですよ。かりんちゃんも可愛いですよ」
伊藤「あ、ほんとですか?あんまり言われないのでうれしいです
小島「タイプです」
伊藤「ほんとですか?珍しい!
(2人で笑い)

伊藤さんが自虐トーク!!

将棋番組でのトークは難しいですが、普段の活動ではこうやって笑いもとっていることがわかりました。

将棋を宣伝

中盤、小島さんから「将棋が得意技なの?」と聞かれた伊藤さん。

「得意技ではないですけど、4月から番組(将棋フォーカス)をさせていただいたり、(雑誌「将棋世界」で)連載もしていて。すごい勉強中で」とか「頭使うのが好きなんですかね、私。頭使いながらゲームをするっていう感覚。そんなに難しい感覚ではない、ゲームみたいな感覚なのでみんな気軽にやっていただきたいなと思ってるんですけど」と将棋を宣伝してくれました。

アイドル好きとして知られ、「将棋世界2015年6月号」で伊藤さんと対局や対談をしている大平武洋五段は将棋ファンの気持ちを代弁。

その後にも「(将棋の駒のなかで)香車が好きな伊藤かりんです」と発言したりしてくれました。

口癖は「すごい」

2時間19分間の番組の大半は、「日本と中国の経済問題」というテーマにそって、専門家が出てきたり、AIIBに日本が参加すべきかどうか賛成と反対の立場の意見を紹介したり、とにかく延々と経済問題のテーマが続きました。

難しいテーマでしたが、伊藤さんは番組の終盤には「今日、すごい興味をもった」と話していました。偉い。

一方、私は眠気と戦っていました。(経済問題に興味ないわけではないのですが)

伊藤さんの口癖は「すごい」。感想を求められた時やご自分の感情を表現するときなどに出ます。将棋フォーカスでも時々発言されていますね。そして直接見えないですが、ラジオの向こう側から伝わってくる笑顔。

私に王手をかけて

番組の最後、小島さんから「最後に一言だけメッセージありましたらどうぞ」と促された伊藤さんは

えっと・・・えっと、私の握手会に王手しに来て下さい!!

と思い切った発言。これは伊藤さんのファンであったら諸手を上げて王手したいところ。

深く読む

「私に王手を」とは、よく考えると深いご発言。というのも、将棋では、「王手」は簡単に解除できる(逃れる)場合が多く、むしろ実戦では「詰めろ」をかけたり「必至」をかけたりするほうがいい手の場合があります。

「詰めろをかける」とは、次に相手が正しく対応しなければ、相手の玉は「詰み」となる状態。

「必至をかける」は、次にどう相手が対応しても、相手の玉は「詰み」となる状態。

将棋の終盤では、相手の玉に「詰めろ」をかけて迫り、「必至」となるように追い込んでいきます。

自重しよう

伊藤さんというアイドルに「詰めろ」や「必至」をかけたい。そんな将棋ファンもいるかもしれません。でも自重しましょう。

将棋(観る将)、気持ち悪いファン ランキング2015で16位

やっぱり「王手」をかけて、逃げてもらうのがいいですね。

以上、後半は深読みに陥りましたが、ラジオ番組での伊藤さんのご活躍の紹介でした。ありがとうございました。

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コメント

  1. Khacha より:

    鹿児島と長崎のイントネーションの例え、とてもわかりやすいです!
    イントネーションを文字で説明する時、矢印が用いられることが多いですが、
    矢印で正確にイントネーションが伝わるのはせいぜい2文字の単語までだと思います。
    今回の「のぎざか」にしても、「のぎ」まではどちらも同じで、
    「ざか」が下がるか下がらないか(上がっているわけではない)の違いですから、
    矢印で表現するのは難しいですよね。

    • 管理人 管理人 より:

      コメントありがとうございます!

      表現に苦労したところに注目いただきましてありがとうございます。
      そうですね、発音をどう表現するかはとても難しいところで、いろいろ考えてみてそのようになりました。
      適切かどうか自信がなかったのですが、わかりやすいと言ってもらえてよかったです。

      矢印はちょっとわかりにくいですよね(と言ったらかりん↑さんに失礼ですが)。
      伝わりにくいのは同感で、音程と音の強さと両方表現するのが大変むずかしいし、伝わらないです。

      そういう意味でも今回コメントいただきましてほっとしました。

      今後ともよろしくお願いします。

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