ハッシーこと橋本崇載八段の二歩事件の反響が広がっています。
2015年3月8日の第64回NHK杯テレビ将棋トーナメント準決勝で発生したこの事件は、その日のうちに多くのネットメディアにとりあげられ、翌朝のスポーツ紙などでも扱われました。同日に行われていた第40期棋王戦5番勝負第3局(渡辺明棋王が羽生善治挑戦者を退け防衛決定)よりも幅広いメディアで、大きく扱われました。
NEWS WEBの「つぶやきビッグデータ」でも
そして、翌日3月9日のNHK NEWS WEB。この番組では、「つぶやきビッグデータ」という、ツイッターでのつぶやきが急激に増えた言葉を調査しその現象の理由を紹介するコーナーがあるのですが、ここでも「二歩」がとりあげられました。
半笑いのナレーション
コーナーでは、まず「二歩」の反則の意味が説明され、その「瞬間」を放送。
ハッシーと対局者の行方尚史八段の顔が映し出され「白熱した戦いのあっけない幕切れに、両者とも頭をかかえて呆然」と、半笑いのナレーションが入りました。
さらに「ファンからはハッシーの愛称で親しまれている橋本八段」と説明が入り、本人が放送後にツイートした内容が紹介されました。
半笑いでフォローコメント
この日ネットナビゲーターを務めた音楽プロデューサーの福嶋麻衣子さんは「プロでもああいうミスがあるっていうのは、逆にちょっと勇気づけられます」と半笑いでコメント。
また、この番組では中村太地六段が水曜日のネットナビゲーターを務めているのですが、番組司会の鎌倉千秋アナが中村六段にこの件を聞いたところ、中村六段も半笑いで「明日は我が身」と話していたとのこと。
二歩は、棋士人生で1度やるかどうかというレベルで、起こる確率は0.1%程度なのだそうです。
レアな試合が全国放送されましたね
最後に福嶋麻衣子さんと鎌倉千秋アナは「すごいレアな試合になりましたね」「レアな試合が全国放送されました」と二人とも半笑いで、コーナーを締めました。
ニュース番組が同日の棋王戦そっちのけでこの二歩の扱い。恥ずかしい反則なのに、みんな半笑いなのが救いでしょうか。
今後も将棋雑誌や週刊誌等、いろんなメディアで扱われそうで、楽しみです。