藤井聡太の記憶(17)。不二家のチョコ「LOOK ア・ラ・モード」で熱戦を制す

2017年5月中旬、世はまさに藤井聡太ブーム。

新人ながらグッズが発売され、彼が遊んだ玩具は売れに売れました(藤井聡太の記憶16参照)。

自分が世の中の主要なニュースになっている現状を、藤井さんは、どんなふうに考えていたのでしょうか。

そしてこの頃から、彼が将来、ただたださらに将棋が強くなるだけではなく、人間的にもさらに素晴らしく成長する可能性があるのではないかという期待も、私のなかでふくらんでいました。

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将来の目標

この頃の藤井さんの考えや人間性、性格・興味の一端がわかる、インタビュー記事を一つご紹介しておきます。

ああ、私もいつかこんなインタビューができたら、あるいはこういう受け答えが少年時代にできたらっていうぐらい、うっとりするインタビューです。

藤井聡太四段インタビュー  『強くなることが僕の使命』(将棋情報局)

このインタビューで藤井さんは、20歳までに何らかの結果を残したいと話し、そして名人を目指すことを明言し、面白い将棋を指すことが棋士の使命、将棋を突き詰め強くなることが自分の使命だと、話されています。

【管理人の所感のコーナー(脳内の藤井さん)】

割とどうでもいい情報ですが、このインタビューをさらに楽しむ方法をお伝えしましょう。

例えばインタビューの途中で、藤井さんの言葉として「女子からの視線? いえ……そういうのは全くないです」と書かれている箇所がありますね。

この「女子からの視線?」という部分は、おそらく正確には藤井さんの言葉ではなく、記者の質問だと思います。

雑誌「将棋世界」などを読まれている方はわかると思いますが、この書き方は定跡です。いちいち記者の言葉として「クラスメイトの女子からの視線を感じることはありますか?」と書くのは、文章のテンポとしてよくないという判断でこういうふうな書き方になっているのだろうと思います。(紙の雑誌の場合だと紙面が限られていることもあると思います)

ですから、このような場合は、自分の脳内で、藤井さんと記者の会話を再現するのです。

記者「クラスには女子もいると思いますが」藤井「あ、はい」記者「当然藤井さんのニュースというのはご存知なんですよね」藤井「あ、はい、そーですね、そうだと思います」記者「熱い視線もあるのではないですか?」藤井「あ、いえ、いえ。いや、そういうのは、はい、全くないです。はい」。

他の棋士でも応用できます。脳内羽生さんとか脳内糸谷さんで楽しみましょう。

これまでで最高の熱戦

藤井さんの公式戦18局目は、5月18日の加古川青流戦開幕局。相手は竹内雄悟四段。

先手・竹内四段の中飛車に対して、藤井さんは角道不突左美濃で応じました。これもコンピュータ由来の指し方とされています。

上図はちょっと中途半端な局面ですが、要は角道を突かず(△3四歩を指さず、角の通り道を3三歩で塞いだままにしておく)左美濃(3二銀と4一金で3一玉を囲っている形)で、中飛車に対抗しました。(細かい話をすると、先手が▲5五歩をなかなか突いてこない場合の指し方の一つです)

これまでの藤井さんの対局の場合、中盤や終盤の手前で差がついてしまうことも多く、終盤まで熱戦、ということは少なかったと思います。本局はこれまでで最も熱戦といえる将棋だったと思います(個人の感想)。中盤はやや先手のほうが良かったかもしれません。ギリギリの勝負でした。

この報道陣。なお加古川青流戦は四段棋士や三段、アマ、女流棋士が参加する棋戦です。


このあとまだまだ増えますけどね。

18連勝は、羽生善治三冠の最多連勝の数字。「羽生善治五段」時代に作られた記録でした。なんでも引き合いに出されてしまうのが羽生三冠ですが、やはり「羽生さんの連勝記録に並んだ」とも報じられました。

不二家「LOOK」チョコ

そしてこの対局で、藤井さんが不二家のチョコレート「LOOK」をお盆に載せているのが、初めて映像として確認されました。

黄色いパッケージのルック・ア・ラ・モード。

その映像は、各ニュース番組で大々的に報道されました。後に、映像を観たという不二家社長により、大量のLOOKが関西将棋会館に送られてきたという出来事もありました。その数、ダンボール2箱分、320個。ルック・ア・ラ・モード換算で3840粒ですか。

季節外れの一人バレンタイン状態。

ちなみに「ア・ラ・モード」の意味は、英語で言えばfashionable、つまり「流行の」「最新の」「現代調の」ということ。AI由来の指し方を取り入れた本局にふさわしいおやつでした。

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