2015年4/20〜4/26のiPhone人気無料ゲームベスト10(あぷまが調べ)の1位に、将棋アプリが入っていました。
斬新な将棋アプリに注目!iPhone人気無料ゲームベスト10
というわけで、上記で紹介されている「エンカウント将棋」なるゲームアプリを早速やってみました。やってみた、というか全クリしましたけど。
面白いかと言われると
ストーリーは、自軍がある島を旅しながら各地の敵軍に遭遇し、それを制圧していくというもの。制圧(戦闘)の方法が将棋。
ゲームシステムは、ユニット(駒)の動きは将棋ですが、盤は横5マス縦6マスで、自軍の駒が「王」だけ、相手は強力な駒たちが勢揃いしています。
相手の駒の種類や多さ、配置はランダムで決まるようです。
以下は極端な例ですが、こんな感じの局面から始まるときもありました。
相手に玉がありませんね。将棋と違って、勝利条件は相手の駒を全滅させることです。
ちなみに相手の駒を取っても持ち駒になりませんし、後述しますがこちらの駒を取られても相手の持ち駒にはなりません。チェスのように、一度死んだ駒は葬られるシステムです。
ひたすら相手のミスを待つ
上記のような状況からどのように王だけで制圧していくかというと、ひたすら手待ちして相手のミスを待つ、ということになります。
非常に辛い。
持ち駒を購入できるが
ゲームを進めると、軍資金が溜まっていきます。この軍資金で自分の持ち駒を購入し、増やすことが出来ます。
制圧戦(戦闘)では、購入した持ち駒を投入できます。「歩」は100、「香」は260、「飛」は720といったぐあいに価格が決まっています。
しかし、これがまた辛いシステム。
例えば、こちらの持ち駒の歩を使って、相手の角を追い詰め、歩と角の交換に成功したとします。通常の将棋だと、こちらの持ち駒に角、相手に歩が渡るわけです。
しかしエンカウント将棋では上述の通り、一度死んだ駒は戻らないわけです。歩と角の相打ち、と思うかもしれませんが、こちらは貴重な軍資金で購入した歩、相手は大量の駒のうちのひとつである角ということで、歩角交換でも割に合わないのです。
コンピュータの思考は激弱
相手の思考はコンピュータですが、これは激弱です。こちらが手待ちをしていると勝手に取られに来てくれます。
こちらの玉に詰みがある局面でも、詰ましに来ません。
ただ、駒の利きにこちらの駒が入ると、必ず取ってくるようです。これを利用して、自分の持ち駒を捨てて相手の駒をおびき寄せる、というゲーム性は、なんとなくわかるのですが・・・。
結局、相手の駒の利きに入らずに手待ちすることをひたすら繰り返し、取られに来た相手の駒を着実に取っていく、というのがこのエンカウント将棋のほぼすべての作業です。
評価は不能
島の全てを地点(10地点)で敵軍に遭遇し、これを制圧すると、クリアになります。
クリアすると製作者からの簡素なメッセージが表示されます。
このゲームアプリが面白いかと言われると、それは疑問です・・・。
私の棋力が低すぎて、このゲームの魅力に気付けないだけなのかもしれません。
クソゲーか・・・
ただ、クソゲーかと言われると、将棋の可能性を示したという点では、良かったかもしれません。
これをヒントに、さらに洗練されたゲームが生まれる可能性もあります。
あと、まったくの初心者が将棋の駒の動きを覚えるのにはいいかも。しかし、こちらの駒は基本的に王しかないので、動かして覚える、というよりは、相手の駒の利きに入らないように気をつけることで駒の動きを覚える、と言った感じです。
ゲームのレビューみたいになりましたが、将棋ファンがやるには、ちょっと物足りないと思いました。
将棋の可能性を示してくれたゲームだけに、続編に期待です。
コメント
マンモスです。
エンカウント将棋 お試し版でやってみました。
http://dogmabooks.org/gameenctsg/
…ううーん、暇つぶしでやるなら「モリシタ集め」をやるかなあ。
あっ、「モリシタ集め」先月で終了してたんですね。
http://sp.nicovideo.jp/event/denou
マンモスです。やってしまいましたか。
これが人気アプリ1位とは、なかなかシュールな光景ですね。
複数のサイトにレビューが載っていて好評なんですが、記事書いた人、実際あんまりやってないんじゃないかなーという感じでした。
私はゲームはやらないので、森下先生集めもやってないのですが、記念に1回ぐらいやっておくべきでした。
コメントありがとうございます。