Apery、命名権オークションで「大樹の枝」に。第3回電王トーナメントで名前を使用(勝ち抜けば第1期電王戦でも)

強豪コンピュータ将棋ソフトAperyの開発者である平岡拓也さんが、先月「Aperyの命名権をヤフオクで売る」と表明していた件で、新しい名前が「大樹の枝」(たいじゅのえだ)に決まったようです。

この名前は第3回電王トーナメントで使用されるとのこと。またこの大会で優勝すれば第1期電王戦に進出するため、そこでも使用されるようです。

平岡さんは2015年10月4日のブログ記事でこの新しい名前について「カッコイー!」と述べています。

命名権を売って開発費の足しにでもするのかと思ったら、出品したのはヤフオクのチャリティーオークション「みんなのチャリティー」。落札金額全部募金されるそうです。

Aperyはソースコードも公開されていますが、平岡さんはその狙いについて「将棋やコンピュータ将棋に興味を持ってくれる人が増えたら」と話していました。そして今回のチャリティー。平岡さん、もしかしていい人なのか。

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落札価格は81000円

ヤフオクで落札された結果を見ると、その落札価格は81000円、入札は56件あったようです。

オークション最終日前日までは4万円台だったのが、最終日で8万円台に。終盤は入札者2人の競り合いだった模様。

当サイトとしても入札に参加しようかごく一瞬迷いましたがやめました。Aperyが「将棋ワンストップリー」になったら面白いかもと思いましたが。

命名権というからには落札者は宣伝効果を狙ったものだと思いますが、第3回電王トーナメントは3日間あり、昨年の実績からすればニコニコ生放送を各日10万人以上視聴しているので、タイトル戦で宣伝されるぐらい、あるいはそれ以上の効果がありそうです。それにしては8万1千円という金額はお安いかも。

しかも勝ち進めば、社会的にも注目を集める「第1期電王戦」に出場しさらに2日間の宣伝効果。各メディアでも報道されるはず。

Aperyは昨年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝、今年は2位、昨年の電王トーナメントは5位という実績です。

いや、もしかしたら宣伝とかそんなの関係ないかもしれません。恋人の名前をつけたとかね。

なお、私が「大樹の枝」と聞いて真っ先に思いついたのは、なぜか森永製菓のチョコレート菓子「小枝」でした。このように大きな会社とか、コンピュータ関連企業とかが落札しても良いのでは、とも思いました。でもスポンサーとの兼ね合いもあるから微妙ですかね。

期間限定なので記事は修正しません

この新しい名前の有効期間は、第3回電王トーナメント大会中、そして勝ち抜けば第1期電王戦。

私のサイトでもApery関連の記事がいくつかあるので(Aperyの使い方とか)、それを新しい名前に修正する必要があるのかなと思いましたけど、電王戦が終わればまた元の名前に戻ると思いますので、修正しません。ご了承下さい。

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