安食総子女流初段といえば、「あじあじ」の愛称で知られ、その落ち着いた話し方や癒される表情、天然ボケなのかもしれない発言で将棋界の「天使」的な存在。
そんな安食女流初段がどうぶつしょうぎウォーズで二段になったというニュースが飛び込んできました。
日本将棋連盟モバイルのライブ中継アプリの、2015年3月3日のコラムにコメントを寄せています。
新春どうぶつしょうぎ女流トーナメントは初戦敗退
安食女流初段は、2月6日に開催された「サークルKサンクス 新春スイーツ争奪!~どうぶつしょうぎ女流トーナメント~」に優勝候補(?)として参戦。
しかし、司会者から「この人には負けたくない、という人は?」と聞かれて、「いや、ふふふ・・・いないです」と思いっきりの癒やし笑顔を披露。司会者に「やる気なし」と突っ込まれるなど、らしさ全開でした。
天使の発想
ただ、商品のスイーツは「食べたいです」、スイーツを食べる頻度は「食べれたら毎日」、その量は「食べれるだけ。すごい食べます」と発言。さらには、この日のために好きなプリンを
「ちょっと我慢しました。今日食べようと思って、えへへ」
と、スイーツ中心の発想。
勝負のやる気はないかもしれませんが、スイーツを食べる気は十分でした。
スイーツ食べたい、スイーツ食べたい
安食女流初段は、1回戦の対局前のインタビューでも「スイーツ食べたいので、なんとしても勝ちたいと思います」と癒やし笑顔でコメント。
余談ではありますが、この1回戦の相手というのが、後に優勝をかっさらった貞升南女流初段。貞升女流初段は優勝後に、どうぶつしょうぎ研究で知られる石高澄恵女流二段との研究会をしてきたと明かします。
そんな貞升女流初段を相手に、安食女流初段はなすすべなく敗退。対局後のインタビューでも「(スイーツを)食べたい気持ちは一番だったかもしれないけど、ちょっと棋力が追いついてなかったです」と述べました。
初心者のあじ夫さんに敗北
詳細は日本将棋連盟モバイルのコラムを参照いただければと思いますが、貞升女流初段ほどのガチ研究ではないにしろ、安食女流初段も上記トーナメントのために事前練習していたことが明かされています。
ただ、トーナメント前日に本番と同じ条件(10秒将棋)で練習対局したところ、ルールもいまいちわからない、ゾウの向きもわからないという夫(「あじ夫」ことアマ強豪の細川大市郎さん)に敗北。
モバイルコラムではその練習対局の様子が、夫婦の会話も交えていきいきと記述されています。これは癒されます。
二段に昇段!
そしてそのコラムの最後には二段昇段の報告が。
単に「やっと二段に昇段しました」的なことしか書かれてなくて、ここだけ見ると「どうぶつしょうぎウォーズ二段」とも「どうぶつしょうぎ二段」とも書いてないのでリアルに女流棋士として昇段したのかと勘違いしますが、話の流れからしてどうぶつしょうぎウォーズ二段への昇段と思われます(仮にリアルに昇段となれば2003年4月に女流初段に昇段して以来のこと)。
おめでとうございます。
なお、上記トーナメントの動画はこちらからご参照下さい。