4月1日、2015年度が始まったということで、将棋界の動きをまとめてみます。
引退棋士
内藤國雄九段、大島映二七段が前年度中に引退となっています。
加えて、安西勝一六段が4月1日の対局で負け、同日付で引退(フリークラス規定)となりました。
淡路仁茂九段、熊坂学五段も引退となっていますが、敗退していない棋戦が残っており、引退日付・最終対局日は未定となっています。
引退女流棋士
日本将棋連盟からは、植村真理女流三段が引退となりました。
LPSAからは、中倉彰子女流初段の引退が発表されています。今後とも普及活動に取り組むということです。
フリークラス転出
勝又清和六段が宣言によってフリークラスに転出しました。勝又六段は前期、順位戦C級2組で2つ目の降級点がついていました。
3つ目がついて強制的に降級となるより、宣言による転出を選ばれました。こちらのほうが長く現役を続けることができるとの判断によるものだと思います。ただし再び順位戦に復帰することはできません。詳しくはフリークラス規定を御覧ください。
新四段
プロ編入試験を合格した今泉健司四段のほか、三段リーグから青嶋未来四段、梶浦宏孝四段が新四段としてプロとなりました。
新女流2級
中澤沙耶女流2級が誕生しました。
駒桜が解消、会員ページ廃止
事前に告知されていた通り、日本将棋連盟の女流棋士のファンクラブである「駒桜」が解消され、会員ページなどが廃止されるとともに、ツイッターアカウントの表記も変更されています。
【お知らせ】駒桜サイトは、女流棋士ファンクラブ「駒桜」の解消に伴い、2015年4月1日より会員ページ の廃止と情報更新を停止いたします。
今までご愛顧頂いた皆さまには、感謝の意を表すると同時に、ご理解の程お願い申し上げます。http://t.co/zTsarrdzPy
— 日本将棋連盟 女流棋士会 (@komazakura) 2015, 3月 31
【お知らせ(続き)】なお、今後につきましては、日本将棋連盟女流棋士会として、改めて公式サイトを公開する予定です。
今後、日本将棋連盟公式サイト、および当アカウントなどで、お知らせをいたしますので、よろしくお願い申し上げます。 http://t.co/zTsarrdzPy
— 日本将棋連盟 女流棋士会 (@komazakura) 2015, 3月 31
【お知らせ(続き2)】『駒桜』という名称は、今後も様々な所で使用することもあるかと思いますが、ファンクラブとの混合・混乱を避けるため、当アカウントのユーザー名を「日本将棋連盟 女流棋士会」と変更させていただきます。今後も、女流棋士会をよろしくお願い申し上げます。
— 日本将棋連盟 女流棋士会 (@komazakura) 2015, 3月 31
第42回将棋大賞
将棋大賞については、itumonさんのツイートが一番わかりやすいので、掲載します。
【第42回将棋大賞】
最優秀棋士賞 羽生善治四冠
優秀棋士賞 糸谷哲郎竜王
敢闘賞 郷田真隆王将
新人賞 千田翔太五段
最多対局賞 豊島将之七段 56局
最多勝利賞 菅井竜也六段 43勝
勝率1位賞 菅井竜也六段 43勝11敗 .796
連勝賞 横山泰明六段 13連勝
— itumon (@itumon) 2015, 4月 1
最優秀女流棋士賞 甲斐智美女流二冠
女流棋士賞 香川愛生女流王将
女流最多対局賞 清水市代女流六段 37局
東京将棋記者会賞 佐藤義則八段
— itumon (@itumon) 2015, 4月 1
升田幸三賞 菅井竜也六段(中飛車左穴熊やゴキゲン中飛車、早石田などの数々の戦法における新工夫に対して)
升田幸三賞特別賞 塚田泰明九段(塚田スペシャル)
名局賞 第62期王座戦第5局 羽生善治王座―豊島将之七段
名局賞特別賞 第46期新人王戦2回戦 牧野光則四段―都成竜馬三段
— itumon (@itumon) 2015, 4月 1
羽生名人、20回目ですか・・・。
村)名人、王位、王座、棋聖の四冠ですし、文句なしの最優秀棋士賞ですね。優秀棋士賞は初タイトル獲得となった糸谷哲郎竜王、敢闘賞は先週タイトルを奪取した郷田真隆王将でした。 羽生名人が最優秀棋士賞 3年ぶり20回目 – 朝日新聞デジタル http://t.co/AORT2C5yD4
— 朝日新聞将棋取材班 (@asahi_shogi) 2015, 4月 1
竹俣紅女流2級がブログ開始
竹俣紅女流2級がLINEブログで、ブログを開始しています。
LINEブログは、アーティストやタレント、スポーツ選手、医師・弁護士などのスペシャリストなどが開設できるブログのようです。開設するためにはLINE社の審査があります。
前年度末には、北尾まどか女流二段がLINEブログに移行しています。
宣伝
いきなり宣伝ですが、当サイトでは、棋士のブログ更新情報一覧のページ、女流棋士のブログ更新情報一覧のページがありますので、ぜひご活用ください。
以上、また何かありましたら追記致します。
コメント
都成竜馬とかいう顔、師匠、実績、すべてに隙が無い最強の三段
はよ四段に上がって、どうぞ
羽生さんは勝者より敗者として名局賞に名前が出ることが多かったようで、つまり羽生さんに熱戦で勝つと名局になる傾向があるようです。
今回勝者として名局かというのは裏返せば、豊島さんがそれだけ羽生さんを追い詰めたということでしょうか。
今後も楽しみです。
匿名さん:
コメントいただきましてありがとうございます。
都成三段は、お顔が大変よろしいということ以外知識がなかったのですが、谷川先生が師匠だったんですね。
楽しみですね。情報ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
ひろさん:
コメントいただきましてありがとうございます。
また、羽生名人に関する情報もありがとうございます。
あの対局はもう一度観てみたいです。難解な終盤だった気がします。
半年ぐらい前ですか。私、当時より多少棋力があがっているはずなので、あとでもう一度棋譜をみてみます。
ありがとうございました。