2015年アクセスが多かった記事紹介。女流棋士部門トップ7

2015年ももうすぐ終わりなので、今年アクセスが多かった当サイトの記事をご紹介したいと思います。

まだご覧になっていない方は、ご覧になってみてください。もうご覧になった方も時間があればもう一度ご覧になってみてください。そんな時間ねーよ、という方は、正月の暇な時にでもご覧になってみてください。将棋サイトやブログの運営者様は、もしかしたら傾向が参考になるかもしれません。

今回は、女流棋士部門です。順位はつけてません。

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塚田父娘初共演

塚田恵梨花女流2級がニコニコ生放送の聞き手としてデビュー。解説者は父で師匠でもある塚田泰明九段でした。塚田九段の娘を心配する気持ちや、塚田女流が父を尊敬する気持ちが伝わってきました。2回目の共演はあるのか、と尋ねられた塚田父娘の会話。

塚田九段「親子でやるなら1回だけはやろうと。2回目はやらないよと」

えりぽん「やらないのかな?」(寂しそうに)

塚田九段「やらないつもりなんですけどね。・・・やったほうがいい?」(嬉しそうに運営に尋ねる)

さらに塚田九段は、娘の結婚相手の条件も示します。

塚田泰明九段と塚田恵梨花女流が共演。つかぽん「娘の結婚相手は自分より実績がある人」えりぽん「と言いますと?」

むろむろむら問題

女流棋士界最大の懸案事項である「むろむろむら問題」が複雑化した件。

室田伊緒女帝が室谷由紀女流に「結婚して改姓」することを望んでいるのに対し、室谷女流も室田女帝が結婚した際に改姓されず「ん?と思った」と反撃(?)。

村田智穂女流や長谷川優貴女流も絡むこの問題の解決方法を、千葉幸生六段が提案します。

千葉「じゃあもう簡単ですよ。タイトルを獲ればいい」
室谷「なるほど。みんなそれぞれ・・・。前向きな解決方法。なるほどー」

あまり冗談を言わなそうな千葉六段が「ゆきゆうき問題」に「由々しき問題ですね」とダジャレを述べる場面もあります。

女流棋士界「室谷・室田・村田」問題が複雑化。「ゆき・ゆうき」問題もあわせて全員が女流二段に

カロリーナ・ステチェンスカさんが女流3級に

いきなり真面目な話題ですが、ポーランド出身のカロリーナさんが女流3級になった件です。

このニュースは多くのメディアにとりあげられました。漫画の「NARUTO」のキャラクターが将棋をしていたことから興味をもったということも話題になりました。山梨学院大学に在籍。日本の音楽ではモーニング娘。やアニソンも聞くそうです。

3級はまだ女流棋士の仮資格で、まずは2級を目指すことになります。

カロリーナ・ステチェンスカ研修会員が史上初の外国籍女流3級

Uチャンの悪手を咎める竹部さゆり女流

テレビ番組で、お笑いコンビのUチャンNチャンのUチャンが発した一言を、竹部さゆり女流三段が厳しく咎めた件。藤田綾女流初段もやんわりと咎めて同調しています。

部活モノのドラマを作ろう、という話の流れから。

Uチャン「将棋部とか、将棋部、アハハ(笑)。『君に王手』つってね。100%出てくるよこのセリフ」

何気なく流してしまいそうな言葉を咎めるのは、相手の悪手を咎める将棋指しの職業病のようなものでしょうか。

将棋部の女子に「君に王手」と愛を告白するのは大悪手

清水市代女流のNHK杯挨拶

NHK杯の冒頭における清水市代女流六段の挨拶を分析したという画期的な記事。この挨拶パターンの件はとある本にもとりあげられ「将棋ワンストップ・ニュースから引用」と書かれているみたいです。分析内容はこんな感じです。

1「みなさまこんにちは」・・・みなさま

2-a「ごきげんいかがでしょうか」・・・ゴキゲン
2-b「いかがお過ごしでしょうか」・・・お過ごし

3「司会の清水市代です」・・・司会清水

(以下略)

12回にわたって調査し、ほとんどこの規則に当てはまることがわかっています。

NHK杯の清水市代女流の冒頭挨拶はアドリブなのか。意外と少ない「ごきげんいかが」などセリフをパターン化

清水女流といえば、同じくNHK杯で豊島将之七段の髪型が変わった理由を解明したことも記憶に新しいと思います。

豊島将之七段が髪型を変えた理由

棋力の男女差の原因は?

これは女流棋士そのものの話題、というわけではありませんが。今年は前述のカロリーナさんのことに加えて、里見香奈さんが奨励会三段リーグに参加、西山朋佳さんが三段昇段と、女性の話題も多かったと思います。

そういうニュースがあると、「女性の棋士(四段)がいまだに一人もいない原因は、男女に能力の違い(空間認識能力、脳の違い)があるからではないか」とか「社会的立場が男女で異なるからではないか」という議論を耳にすることもあると思います。

そこにご寄稿をいただいたのがこの記事。チェスのプレイヤーの統計分析をした論文の紹介となっています。この記事は各所で話題になりました。たまに結論を勘違いしている方も見かけました。よく読んでみてください。

棋力の男女差は何が原因? 統計分析を行った論文の紹介(寄稿)

皆様ももし、このような意見や所感、紹介したいこと等がございましたら、寄稿を受け付けていますのでご検討下さい。

以上です。記事への感想や意見は、コメントかお問い合わせいただきますとありがたいです。参考にさせていただきます。

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コメント

  1. 匿名 より:

    >>棋力の男女差の原因は?
    中略
    >>たまに結論を勘違いしている方も見かけました。よく読んでみてください。

    これは書き方が悪かったんだと思います。
    記事のタイトルにクリックしたくなるような疑問形を使いたくなるのはわかるのですが、記事内の見出しなどには、結論を書いたほうが誤読防止に効果的です。
    とくにWebメディアの場合、流し読みする人がとてもとても多いので……。

  2. kewpiehoney より:

    今年1年お世話になりマンモスでした。

    清水市代女流のNHK杯挨拶の記事について。
    >>この挨拶パターンの件はとある本にもとりあげられ

    「とある本」が気になります。こっそり教えてください。

  3. 管理人 管理人 より:

    匿名様:
    ご意見ありがとうございます。参考にいたします。
    私の「勘違いする人がいた」という書き方が悪かったのですが「勘違いする人がいた」というより、思い込みや先入観があって結論をその方向に解釈する人がいた、といったほうが正確かもしれません。誤読ではありません。
    ご指摘の記事は寄稿いただいたものですので、寄稿いただいた方の名誉のために以下を書いておきます。

    あの記事の性質として、結論だけを見れば理解できるというものではありません。色々な論点を丁寧に説明し、その上でありふれた結論に至っているものです。過程が重要です。ありふれた結論なのですがよく読んだ方と読んでいない方では解釈が異なると思います。また、この記事のタイトルはまったく正当なものであると思います。「クリックしたくなるような・・・わかる」、という言葉はいわゆる「釣り」というニュアンスを含むと思いますが(含まなかったら申し訳ありません)、そのような意図はおそらくないと思いますし、あったとしてもタイトルの正当性が揺らぐものではありません。これらをもって「書き方が悪い」とされるのは、寄稿いただいた私からするとやや残念に思いました。匿名様を批判するつもりはございません。せっかくご寄稿いただいたものに「書き方が悪い」とコメントいただいたことに対し、それに同調はできないため、その旨を示しているものです。

    ご助言に関しましては一般的に確かにそのようなことが言えると思います。貴重な助言をありがとうございます。コメントはこれからも歓迎いたしますので今後ともよろしくお願いします。

    kewpiehoney:
    本年はお世話になりました。コメントに助けられて運営してまいりました。とある本はいしかわごうさんの将棋ファンあるあるですが、事情により第2版以降に記載があるようです(私も未確認ですので、こっそり教えました)。

    皆様コメントありがとうございます。

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