2015年将棋界真面目な10大ニュース・2016年の展望

明けましておめでとうございます。

真面目な将棋ニュースサイトを作りたい。

元日からそんな意思を示すため、2015年の10大ニュースを真面目に、勝手に選び発表したいと思います。訃報、引退、結婚は除きます。

それぞれのニュースに対して2016年の展望も書きます。

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羽生善治四冠が若手挑戦者を次々に跳ね返す

2015年は、棋聖戦で豊島将之七段、王位戦で広瀬章人八段、王座戦では佐藤天彦八段と、若手トップの挑戦者を次々に跳ね返した羽生四冠。名人戦では行方尚史八段にも勝利し、四冠を維持。

現在通算獲得タイトル数は94期。

今年は王将戦への挑戦も決めています。とても恐れ多くて言えないのですが、今年中に達成する可能性がある、ということだけお伝えしますが、通算100・・・いえなんでも・・・と同時に永世竜・・・永世七・・・いえなんでもありません。もう恐れ多くて書くのもはばかられます。棋王戦は挑戦を逃しています。竜王戦は1組ランキング戦1回戦で敗れており、決勝トーナメント出場者決定戦に回っています(おそらく決勝トーナメント進出には3連勝が必要)。

渡辺明竜王が復位・将棋の渡辺くん1巻発売

唯一永世竜王の有資格者である渡辺明棋王(当時)が糸谷哲郎竜王に勝ち竜王に復位。棋王とあわせて二冠に。

同時期に奥さんの伊奈めぐみさんは漫画「将棋の渡辺くん」の1巻を発売。

確か、今年夏には2巻の発売も予定されています。

2月から始まる棋王戦の挑戦者は佐藤天彦八段。将棋の渡辺くん第2話に出てくるキャラクターです。

郷田真隆王将

最年長で王将を獲得した郷田真隆王将。

その就位式で、悪性リンパ腫に侵されたプロレスラーの垣原賢人さんへの募金活動をされて個人的に感動しました。

1月からの王将戦では羽生名人を挑戦者に迎えます。

里見香奈女流がタイトルを次々に奪還

女流名人を防衛し、女流王位、女流王将、倉敷藤花を奪取した里見香奈女流四冠。21連勝も記録。

奨励会三段リーグにも復帰。

今年もタイトル戦と三段リーグでの戦いが続きます。まずは1月からの女流名人戦。挑戦者は清水市代女流六段です。

加藤桃子女流、1冠防衛1冠年越し

加藤桃子女流が女王を防衛、女流王座は第3局が持将棋で引き分けとなり2勝1分2敗で第6局へ。第6局は早速1月6日に開催。

一昨年の大晦日に行われた電王戦リベンジマッチ(森下卓九段vsツツカナ)で聞き手として登場して以来、注目しています。さわやかでかつ愛らしくとてもいいです。昨年8月に奨励会で散々だったためとしてツイッターを休止。

今年も防衛戦と奨励会。たまにはニコ生にも来て欲しいと思いますがまずは対局でしょうか。

Ponanzaが2冠

Ponanzaが世界コンピュータ将棋選手権と電王トーナメントを制して2冠を達成。

電王トーナメント優勝により今春の第1期電王戦に進出。

山崎隆之叡王と対戦します。

叡王戦新設、山崎隆之八段が初代叡王に

新設された叡王戦は山崎隆之八段が制して初代叡王に。

2局とも逆転模様の将棋。これがちょいワル逆転術か。

第1期電王戦でPonanzaと対戦します。なお第2期叡王戦には、なんらかの形でシードされるのか、予選免除程度なのか、それとも防衛戦の形になるのか、発表されていないのでわかりません。

注目の昇級・昇段

カロリーナ・ステチェンスカさんが女流3級に、藤井聡太さん、西山朋佳さんが奨励会三段に。

いずれもまだこれからが本番なので健闘をいのるばかりです。

カロリーナ女流は2級に昇級し正式な女流棋士を、藤井三段と西山三段は四段を目指す戦いになります。

週刊将棋が休刊

週刊将棋が休刊すると発表されました。

今年3月での休刊となります。

「メディアをとりまく環境の変化は著しく、週刊将棋は役割を終えた」と理由が説明されています。将棋をより多くの人に知ってもらいたいと考えている当サイトとしては、今後どのようにメディア環境が変化していくかにも注目しています。

10番目のニュース、それはあなたの中に

10大ニュースにしようと思ったのですが、まだいろいろありすぎて「あのニュースが入っていないぞ!」と言われたら困るので、10番目のニュースは皆様それぞれでお考えいただければと思います。

個人的には、第1回YAMADAチャレンジ杯で渡部愛女流初段が初の棋戦優勝、リアル車将棋開催、電王戦FINALで棋士がソフトに3勝2敗、稲葉聡アマが加古川青流戦優勝、40代の3人が棋戦優勝(森内俊之NHK杯、深浦康市銀河、三浦弘行JT杯)、週刊少年ジャンプで将棋漫画開始、聖の青春が映画化決定、3月のライオンがアニメ化・実写映画化決定、乃木坂46の伊藤かりんさん紅白でほんのすこしだけしか見えなくてあれだけしか映らないのかと切なかった、などが印象に残っています。あとごく個人的にはこのサイトをオープンしたことですね。そして新参者の私を受け入れていただいている皆様に感謝です。

本年もよろしくお願いします

お忙しい中、当サイトにアクセスしていただいて、しかも一番最後まで読んでいただいてありがとうございます。

本年も将棋ワンストップをよろしくお願いします。

2016年1月1日 管理人

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コメント

  1. 渡辺竜王ファン より:

    明けましておめでとうございます。
    新年になり、個人的に興味を持った記事を見つけたので紹介します。
    今年の運勢を星座・干支・血液型を組み合わせる占い(全部で576パターン)で、
    将棋世界の付録を使って、棋士の皆さんを占ってみました(血液型が不明の棋士は占っていません)。
    すると、私の大好きな渡辺竜王は割と上位でしたが、
    森内九段と藤井九段は574位、深浦九段は最下位の576位でした…。
    最上位は佐藤紳七段の8位でした。
    この占いが当たるか否かは別として、勝負の世界にいる人間の運勢は気になります(私は占い好きなので)。
    2016年、どんな一年になるのでしょうか。
    今年も宜しくお願いします。

    • 管理人 管理人 より:

      コメントありがとうございます。本年もよろしくお願いします。

      おおお、お疲れ様です。私もそういう占いは見たことがあります。それで棋士の成績を占うという使い方は考えてもみませんでした。
      下位に豪華メンバーが並んでいますね。佐藤紳哉七段は昨年秋にご結婚もされて飛躍の年になるでしょうか。
      私は占いは真剣にはやりませんが将棋占いを開発しようと試みたことはあります(頓挫)。占いは場合によっては話のネタとしてちょうどいいですよね。そういえば昔は正月に謎の占い(?)の本を買って親戚が集まった時の話のネタにした記憶があります。今年は○○のおじさんの運勢がいい、とか。

      2016年もいい年にしたいです。よろしくお願いします。

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