つるの剛士さんがとある老人に貴重な「升田幸三三冠」の書を託された話。連盟職員は寄贈を希望するが・・・

2015年3月までNHK「将棋フォーカス」の司会を務め、将棋親善大使も務めるタレントのつるの剛士さんがお宝を持っていることが明らかになりました。

そのお宝とは、升田幸三「三冠」の扇子(正確には扇子ではなくて・・・扇型の何かです。この記事の下の方に画像へのリンクもあります)。

これが、2015年6月18日の日本テレビ系「ダウンタウンDX」で披露されました。

升田幸三三冠

升田幸三先生は現在は「実力制第四代名人」という称号で呼ばれています。

その輝かしい実績はみなさんそれぞれお調べいただくとしまして、中でも顕著なのが、1957年に将棋界史上初の「三冠」を達成したこと。

当時のタイトルである名人、王将、九段の独占です。

この年の7月に大山康晴名人から名人のタイトルを奪取し達成。翌1958年の3月に王将を失冠していますので、この8ヶ月間だけ「升田幸三三冠」が存在したことになります。

ある老人から

つるの剛士さんは、ダウンタウンDXの「これだけはやめられない!スターの物欲カタログ」というコーナーで「棋士の扇子を31本持っている」ということを紹介し、コレクションを披露していました。

ダウンタウンの浜田さんが「あなたは何段とかあるの?」と聞き、つるのさんが「僕はアマチュア三段です」と答えるシーンもあり、周囲は「おおおお」とざわついていました。

そして、そのコレクションの後に披露されたのが「升田幸三三冠」の扇子(?)。

いや、扇子ではないかもしれません。色は肌色から薄い茶色で、扇型をしているのですが骨はなく、つまりバームクーヘンを薄く切ったような形で、額に収まっているという代物。

つるのさんは、これをある老人からもらったというのです。

君に託す

つるのさんはこの扇子(?)の写真を見ながら「これすごくて!将棋をやってる方だったら誰もが知っている昭和の大棋士、升田幸三先生っていう」と説明して、上記の三冠のお話もしてくれました。

写真には貴重な三冠当時の揮毫。

つるのさんは「将棋が好きな人だったら何百万する価値がある」とも話していました。

これをどうやって手に入れたかというと「将棋番組で、素人の将棋好きな方が、おじいちゃんなんですけど、僕のところに来て『君が将棋が好きなのが分かったから、これを君に託す。うちに置いておいても誰も価値がわからないから、君なら大事にしてくれるだろう』ということで」だそうです。

確かに、つるのさんの言動からは「将棋が好き」という気持ちがとても伝わってきます。おじいちゃんからしたら、そんなつるのさんが可愛い孫(年からして息子か)に見えたのかもしれません。

将棋連盟スタッフ、寄贈を要望

この話には続きがあり、つるのさんによると、その場には日本将棋連盟のスタッフもいたそうで、そのスタッフから「これは将棋会館に寄贈してくれ」という要望があったそうです。

しかしつるのさんは「絶対嫌だ」と拒否した、ということでした。

そりゃそうですか。おじいちゃんから「君に託す」と言われたものですから、大事にしなければ。

上手も下手も我が師なり

つるのさんが持っているその扇子状の物体には「上手も下手も我が師なり 升田幸三名人・王将・九段」と揮毫がありました。

意味はよくわかりませんけど、おそらく将棋が上手な人からも下手な人からも学ぶものがある、ということでしょうか。

なんでも鑑定団

・・・と、ここまで記事を書いておいて、一応「このエピソードって有名なのかな」とふと思い、調べてみると、なんと2013年7月の「開運!なんでも鑑定団」につるのさんが出演して、同じものを鑑定していました!

開運!なんでも鑑定団 お宝データ 2013年7月23日放送

しまった!やられた。で、評価額は・・・

30万円!

つるのさん、何百万って・・・。

鑑定士によると、

升田幸三の直筆に間違いない。名人・王将・九段の三冠時代に書かれた物で、非常に貴重な物

で、「上手も下手も我が師なり」は

謙虚な内容。プロ棋士にとっては驕りが最も毒であると語っていた人物で、棋士として絶好調だった時にこの文句を書いたというのは非常に感慨深い

という。なるほど。

感想

上記のなんでも鑑定団が放送された2013年当時、私(管理人)はまだ将棋ファンではありませんでした。つるのさんが司会をしていた「将棋フォーカス」は、私が将棋にハマりはじめた大きなきっかけの一つです。(当時の私「あれ、この人、おバカタレントさんじゃなかったっけ・・・?」)

つるのさんは、それよりも相当前から長年にわたって将棋ファンであって、将棋のことを世間に向けて発信されているのだと思います。棋力も含めまして、素晴らしいことです。

そのご褒美というか、それであの貴重品を託されたのかなと思いました。その場面を想像すると、いい話だなあと思いました。

余談ですが、なんでも鑑定団を観ていて年老いた方が貴重な品を持っていると、どうやって受け継いでいくのかな、とついつい余計な心配をしてしまいます。私だけでしょうか。それもあって、この升田幸三三冠の品がこういう形で受け継がれるのも、またいいことかなと思いました。

以上、ありがとうございました。

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コメント

  1. Khacha より:

    お宝としては30万円でも、つるのさんの言うとおり
    『将棋が好きな人だったら』何百万する価値がある物なんでしょうね。
    物は、それに価値を見出し、大切にする人が持つのが一番です。

    • 管理人 管理人 より:

      コメントありがとうございます。

      そうですね。価値は人それぞれですし、おそらく昭和からのファンにとってはとんでもない価値のものなのだと思います。
      それに、ご老人から託されたものなので、つるのさんにとってはそういう思いも価値となっていると思います。

      振り返ると、つるのさんのあの言葉には、簡単に値段を付けられないという思いもあったのだと推測いたします。
      人によっては、価値は無限大になりますしね。コメントありがとうございます。

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