将棋に女性の「プロ棋士」はなぜいないのか?女流棋士はプロではないのか?という疑問に答える記事

2015年10月13日放送のNHK「NEWS WEB」の「シェアしたい!」というコーナーで、里見香奈女流三冠が取り上げられました。

テーマは「初の女性プロ棋士を目指す」。

番組内では「女性のみで戦う女流将棋で活躍し、数々のタイトルを獲得してきた里見香奈女流三冠が、男性と同じ舞台で戦いたいと、プロ棋士を養成する『奨励会』に入会。四段への昇段と女性初のプロ棋士を目指す」と、里見女流三冠の現況を説明。

このテーマ、将棋ファンであればさらっと流してしまうところかもしれませんが、番組を観た視聴者は色々と疑問を持たれたようです。

女性のプロ棋士は存在しないのか?

この番組はTwitterと連動しているので、将棋ファン以外の方の意見も知ることができます。

.@nhk_NEWSWEB 『シェアしたい!。女性初の将棋のプロ棋士を目指す里見香奈女流二冠』応援激励・疑問・不満その他色々 #nhk24 (Togetter)

はっきり言って、将棋ファン以外の方は、将棋の棋士や女流棋士の制度について誤解されている方が多いです。

そこから発生する疑問や意見も多いように思いました。将棋サイト運営者の私としては、とても参考になりました。

例えば、「女性のプロ棋士っていなかったの?」とか「女流棋士はプロじゃないのか?」とか「なぜ男女が区別(差別)されていて、壁があるのか。平等じゃないのか」とか「囲碁は女性の棋士がいるのに将棋はいない理由は何か」とかですね。

この記事では、これらの疑問について説明したいと思います。将棋ファンの皆様におかれましては、当たり前の話と感じるかも知れませんが、実は一般では当たり前じゃなかった話として参考にしていただければと思います。

プロ棋士とは

まず、「プロ棋士」という言葉の定義について。

Webで公開されている日本将棋連盟の定款、および日本女子プロ将棋協会(LPSA)の定款には、「プロ棋士」という言葉は存在しません

また、私は将棋用語集が書かれた書籍を3冊(※1)所持していますが、残念ながら「プロ棋士」という言葉の定義は判然としません。定義が書かれていなかったり、説明が矛盾していたりします。

というわけで「プロ棋士」という言葉の定義があいまいなのです(たぶん)。主に、以下の2つの解釈ができると思います。

A:棋士養成機関「奨励会」で四段に昇段した者(※2)

B:Aおよび女流棋士(女流棋士については後述)

NHKは明らかにAと解釈しています。このAの解釈では「女性のプロ棋士」はこれまで存在しません。奨励会で四段昇段を果たした女性がいないのです。

なおAは、日本将棋連盟の定款では単に「棋士」と書かれています。

視聴者の方の中にはBと解釈している方もいたと思います。女流棋士も将棋で生計を立てているので「プロ」と言えます。つまりBの解釈では「女性のプロ棋士」は存在します。

アマチュアと区別するための呼称

NHKでは、単に「棋士」というと、アマチュアで将棋を指している方が含まれると思われたり、将棋をする子供のことを「豆棋士」と言ったりするので、「プロ棋士」と呼んで区別しているのだと思います。

これは何もNHKに限った話ではありません。

日本将棋連盟も定款以外ではAの意味で「プロ棋士」という言葉を使うこともあります。女流棋士については、「女流プロ」や「女流プロ棋士」という言葉を使うこともあります。

棋士になるには

Aは、男性に限定された制度ではなく、女性も同じ条件で棋士になれます。現在の奨励会員は約160人。そのうち5人が女性だということです。

奨励会は7級~三段まであり、多くは6級で入会します。昇級・昇段を重ねて三段に昇段すると「三段リーグ」に参加、半年間毎のリーグ戦で原則上位2位に入ると四段に昇段し棋士となれます。里見女流三冠は、現在奨励会三段。三段リーグを戦っています。

女流棋士とは

じゃあ「女流棋士」とは何なのかということですが、これは「棋士」とは別の条件でなるもので、女性限定の制度です。以下の3条件のいずれかで女流棋士になることができます。

1.日本将棋連盟の「研修会」(奨励会とは別物である)に入会して、C1クラスへ昇級

2.アマチュアが出場できる女性棋戦で、ベスト8以上になる

3.日本将棋連盟の「奨励会」に入会、2級以上で退会する

また、女流棋士と奨励会の掛け持ちも可能。

本当はもうちょっと複雑ですので、詳しく知りたい方は日本将棋連盟の研修会のご案内、LPSAの女流棋士になるにはを御覧ください。

女流棋士は日本将棋連盟とLPSAの2団体があります。いずれの定款でも「女流棋士」という言葉が使われています

棋力の差

女流棋士のトップである里見女流三冠が、現在奨励会三段。棋士と女流棋士の間には歴然とした棋力差があることがわかります。

ただ、女流棋士が棋士に全く勝てないということではなく、女流棋士枠がある棋戦(トーナメント)では、女流棋士が棋士を破ることもあります。

女流棋士枠は、現在7大タイトル戦のうち5つに設けられているほか、NHK杯などの一般棋戦にも設けられています。将棋界最高峰のタイトル戦である竜王戦では、4名の女流棋士枠があります。

女流棋士の仕事

じゃあなんで女流棋士という制度が存在するのかというと、経緯はともあれ、将棋ファンの層を拡大し女性にも将棋に親しんで欲しいと思ったら、やっぱり女性が指している姿がそこにあるのが一番、ということだと思います。

女流棋戦という、女流棋士や女性アマチュアなどが参加する棋戦もあります。女流棋戦にはタイトル戦が6つの他、一般棋戦もあります。

女性が棋士になった例はありませんが、女流棋士の制度によって、女性がプロとして将棋を指し、ファンがそれを楽しむことができる。ファン層の拡大に寄与しているのだと思います。将棋ファンには女流棋士のファンも多いです。棋戦を主催するスポンサーも、その方がいいと考えたのではないでしょうか。

また、棋士が対局の解説をする場合、その聞き手や司会を女流棋士が担当することが多いです。聞き手もある程度の棋力がないと務まりません。

なお日本将棋連盟においては、女流棋士が一定の成績をおさめれば棋士と同じく「正会員」となり、棋士総会に出席し連盟の意思決定に参加できることとなっています。

囲碁ではどうなのか

囲碁では女性の棋士も存在します。

私は囲碁は詳しくないですので、簡単に調べただけで申し訳ないのですが、囲碁では女性の棋士のことを女流棋士といい、将棋のように「女流棋士」という制度ではないそうです。

ただし、棋士になる時に女性の特別枠があり、優遇される制度があるとのこと。女性が棋士になりやすい制度のようです。また、女性棋士限定の棋戦もあります。

国内では囲碁界の7大タイトルを獲得した女性、挑戦者になった女性はこれまで存在しないそうです。なのでトップは男性で占められているのだと思います。

女性にもっと競技に参加して欲しいと考えた時に、将棋は棋士とは別の制度を作った、囲碁は女性が棋士になるのを優遇する制度にした、といえそうです。

また将棋棋士の人数が170人程度なのに比べ囲碁棋士は約400人、将棋をする子供が囲碁をする子供よりも圧倒的に多い(らしい)ということからして、そもそも将棋棋士になるハードルが囲碁棋士より高いと考えられます。

男女差に関する疑問

さて、NEWS WEBの視聴者からはこれまで述べたような「制度」以外の疑問や意見もありました。

  • 男女の脳に違いがあり、男性の脳が将棋をする上で有利なのではないか。それが女性の棋士がいない原因ではないか
  • 体力的な違い(将棋の対局は長時間に及ぶので)によって男性が有利なのではないか
  • 「女流」という言葉の響きが男性より格下の印象を持たれているのではないか

この記事ではこれらのことは触れません。私も詳しいことはわかりませんし、説明しようとすると長くなるので(誰か寄稿していただけると・・・)。

これまでの説明の中でもし誤り等があれば、コメントかお問い合わせでご指摘をお願いしたいと思います。言い訳めいて申し訳ないのですが、私は将棋ファン歴2年弱でまだ知らないことも多く不備があるかもしれません。

まとめ

まとめると以下です。

  • 「プロ棋士」という言葉は制度上定義はなく、2通りに解釈できるから、ややこしいけど文脈で判断しよう
  • 「棋士」は、男女の区別なく、なることができる制度である。ただし女性が棋士になった例はない
  • 「女流棋士」は「棋士」とは別の制度で、女性だけがなることができる
  • 囲碁では「女流棋士」とは単に女性の棋士のことを意味する。女性は特別枠等の優遇がある

冒頭に述べましたように、将棋ファンじゃない方にはこの制度について誤解している方が多いように思います。あるいは女性に門戸が開かれていないとかですね。将棋界にとっては悲しい誤解だと思いますし、そんな方へこの記事をシェアしていただきますと幸いです。

(※1)将棋用語集が掲載された書籍3冊とは、「日本将棋用語事典」(編集委員:森内俊之、佐藤康光、島朗、池畑成功、荒木一郎、編集協力:中原誠、米長邦雄、羽生善治、監修:原田泰夫、プロデュース:荒木一郎、2004年)、「読む将棋百科」(羽生善治、2009年)、および「将棋ガイドブック」(日本将棋連盟開発課、2003年)です。
(※2)例外としてプロ編入試験に合格した者も棋士となる。

将棋ワンストップをご覧いただきありがとうございます。ぜひシェアをお願いします

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コメント

  1. 匿名 より:

    放送は見逃したのですが女流棋士の話は一般の人に説明するのはややこしくて難しいですよね

    • 管理人 管理人 より:

      コメントありがとうございます。ええ、そうですね、この記事を書いていても難しかったですし、どこまで書けばいいのかとか迷いました。

  2. 長さん より:

    やはり。「将棋は合戦(殺し合い)を模したもの(異制庭訓往来・南北朝時代)」
    ですからねぇ。根源的に。女性の参入に。「ヒト」という種を保存するための、
    壁を作っているような部分があるんですね。ルールを調節して。合戦にはしなくても。
    破壊の数学的モデルの範疇には、なってしまうと思います。女性は本質的に「創造」
    の側であって「破壊」の側ではないという事かと。
    その壁を乗り越える試みが、女流将棋棋士であり。
    平安時代末期に合戦参謀で名をはせ「女性たりといえども、大功あるによる也。」と、
    源平・木曽義仲三つ巴合戦の際に源頼朝に言わせた。下野藤原姓宇都宮氏の
    宇都宮宗綱の娘とも、さいきんは朝綱の娘とも言う、寒河尼(さむかわのあま)の
    世界という訳ですね。
    そういえば前に、別の記事に出てきた、将棋の国際啓蒙に熱心な北尾まどか女流二段
    は。栃木県に於いて、未来大使に任命されており。下野宇都宮市に将棋連盟の谷川会長
    以下を引っ張って来て。「栃木将棋祭り」を毎年やっていますね。つまり将棋の本質を
    公に理解させるため、寒河尼と将棋の女流棋士とを関連付ける、一定の役割を担って
    いるという訳ですかね。実は本人、土地では有名な寒河尼の話に未だ気が付いていない
    らしく。
    「私、特に宇都宮という特定の町で、毎年なんで将棋祭りに絡んでるんでしょ。」
    とか。確か相手は松本佳介六段でしたかね。今年春に宇都宮グランドホテルで、
    若干ボケたトークしてたけどね。栃木将棋まつりの加勢には。米長邦雄前会長も熱心
    でしたし。上のような女流将棋棋士にまつわる因縁的歴史的事情も有ったのですね。

  3. 長さん より:

    あっ。書き忘れましたが。寒河尼が形勢判断して勝ち組側に付くように、一族を
    ひっぱったり。栃木県小山市網戸の称念寺の碑によると、野木の宮の戦いで、
    戦術を考えたりする。これらの「男勝りの合戦の参謀役」を演じて、教育の効果や、
    天性の実力を発揮した経緯は。殿様であるダンナが留守だと代役をする必要がある
    ような、玉の輿。御だいじんの家に嫁いだため、だったからという訳けですね。

    • 管理人 管理人 より:

      コメントありがとうございます。

      えーっと、今回の記事は、歴史的な経緯とか本能的なこととか、男女の能力の違い、あるいは男女の役割の違いとかは抜きにしまして、制度上の疑問点について解決する記事となっています。

      「女流棋士」という存在があるのに、なぜ里見女流が「女性初のプロ棋士へ挑戦」と言われるのか(=なぜ女性「プロ棋士」はいないのか)。という一般のかたの疑問を解決しようという趣旨ですね。

      ご指摘のようなご考察は、私はまだ将棋ファン歴が浅くてなんとも言えませんし、男女の差についても深い考えを持っているわけではありませんので、なんとも言えないですね。なんとなく、おっしゃりたいことはわかるのですが。

      もしよろしければ当サイトでは寄稿も受けていますので、書かれてはいかがでしょうか。もしかしたらご意見がある方が現れるかもしれません。

      いつもコメントありがとうございます。

      • 長さん より:

        ありがとうございます。くだぐたと書いて、毎度すみません。
        男は日本一強い棋士という、この世界での天下取りが将棋を指す目標。
        ですが。
        女性は、将棋に強くなる為の努力の果てにやって来る、最高に幸せな縁組。
        なのではないかと言う、「ひとつの予測」を私は論じています。そこで。
        中心的論点を「目標棋力」に限ると。出発点でのベクトルの向きの違いが、
        恐らく、かなり大きく利くのではないかと。
        男はタイトルホルダーのレーティング。
        女性は単純に言うと棋士四段のレーティングという意味です。ようするに。
        この場合は、主として男の価値観で見て。「棋士に男女数差が有って問題」で
        あるかのように。見かけ上、感じているだけなのではないのでしょうか。

        • 管理人 管理人 より:

          はい、コメントありがとうございます。

          そのような社会的環境からくる目標の違いも一つの背景である可能性はあると思います。これが問題であるかというと、たしかにおそらく問題ではないのだと思います。

          現行の制度をよく理解して問題だと感じている人と、よく理解しないまま問題だと感じている人がいると思いまして、この記事では制度について詳しく書いています。これで少しでも一般の方に制度のことがわかればよいのですが。

  4. 匿名 より:

    こんにちは。「男女の脳の差」による将棋への向き、不向きについては、そういうものがあるのかどうか、何ともいえないですね。
     他のサイトをみると、女性の現役奨励会員は5人。過去に入会して卒業できなかった人が12人です。
     一方、奨励会はもともと、入会した人の2割弱しか、卒業して棋士(四段)になれません。ですから12人くらいだと、「男女の脳に特に差はなく、単に偶然、卒業者が出ていないだけ」と考えてもおかしくはないでしょう。

     また、今はどうか知りませんが、少なくとも以前は、女性奨励会員に対して回りの男性会員が「この子には負けたくない」と力を入れて戦う風潮があったと聞きます。
     さらに、女性の奨励会員には、「棋士」つまり、奨励会卒業をあきらめて、「女流棋士」になる道があります。しかも奨励会を経験した女性は、「棋士」には及ばないがらも、並の女流棋士よりははっきり強く、女流棋界でなら上位での活躍が見込めます。
     一方、男性会員にはそういう転進の道はなく、将棋で生計を立てようと思えば、必死で卒業を目指すしかありません。
     このように「対戦者が力を入れて来る」+「女流棋士という妥協の道がある」という不利な条件が重なって、女性奨励会員は男性より勝ち星を挙げにくく、従来は奨励会を抜けにくかったようにも思います。
     里見さんはじめ、現役女性奨励会員が、こういう従来の流れを打ち破って、見事、棋士になることを期待しています。

  5. やまねこ より:

    この記事の「囲碁では女性の棋士のことを女流棋士といい、将棋のように「女流棋士」という制度ではないそうです」という部分を読んで、あれ、と思いましたので、日本棋院のウェブサイトを拝見しました。

    日本棋院の棋士採用試験の参加資格は「23歳未満の男女」ですから、女性の棋士(正棋士)もいます。囲碁棋士の男女を明確に示すときは「女性棋士」「男性棋士」を用いることが多いようです。それに加えて、ご説明にあるように「女流棋士」制度があるようですね。

    さて、将棋界に女性の「棋士」がいないとは、これまでに奨励会を経て「四段」になった女性がいないという意味ですが、将棋界に詳しくないと分かりにくいと思います。

    実際、蛸島彰子女流五段をはじめ、これまでに奨励会を昇段や昇級した女性の棋士は、里見三段以外に複数います。三段リーグに到達できず、奨励会を退会するケースが多かったのです。そのため、里見三段はメディアから注目されています。

    第73期名人戦七番勝負のニコニコ生中継1日目で、田丸昇九段が女性の四段がいまだいないことについて、的確に「女性への将棋普及の歴史の差」と答えられています。囲碁界との歴史の差も明快に述べられました。奨励会へ挑戦する女性がきわめて少なかったことが最大の理由です。

    例えば、体力やカリキュラムでの女性への不利がないとしても、いわゆる理系への女性の進学率が男性よりも低いように、どちらかといえば、これまでに「社会的に」作られてきた「環境」が女性の棋士がいない最大の理由と考えます。

    そのため、将棋連盟は、蛸島女流五段が奨励会に挑戦して以降、1970年代から女性に将棋を普及させるために「女流棋士」「女流棋戦」制度を創設し、女性の将棋人口の裾野を広げることを目指したのです。

    しかし近年では、奨励会や研修会での女性の姿は珍しくなくなったようで、奨励会監事や研修会監事を務められた棋士のニコニコ生中継の解説のときには「将棋会館の雰囲気が変わった」などの発言が時折聞かれます。

    私は、もっと早く女性が三段リーグの壁を破るのではないか、と期待していたのですが、やはり四段になるだけでもたいへんなことですね。里見三段以降の世代を静かに応援しています。

  6. やまねこ より:

    大内延介九段は独自に将棋のルーツを研究され、著書『将棋の来た道』でベトナム将棋との関連性を示唆する「南方渡来説」とでもいうべき見解を披露されています。ベトナム将棋も、現在の本将棋も「財宝」の名称であること、マス目に置くことが共通点で、この条件を満たすのは、ベトナム将棋だけだそうです。

    名人の家元制度を制定したのが武家である徳川家ですから、「合戦」のイメージになりがちですが、個人的には、商人や船人足の「長い船旅の暇つぶし」から、日本に渡来したとする大内九段の説にロマンを感じます。

    • 長さん より:

      やまねこさんありがとう。
      「10世紀に、ベトナムに。今はタイでマークルックをやっている、タイ人が居た」
      という話、ありますよね。どうしてかと言うとタイ人って。日本人とは違って。
      時代によって、住んでる場所が、移動しているんですね。10世紀には。タイ人は
      ベトナムだけではなくて。鉱山国家。南詔~大理っていう、今は中国領土。雲南省
      内にも、白族に支配されながら住んでいたらしいですね。将棋駒の財宝・金持ち系
      の名称。ひょっとして日本の将棋、鉱山国家起源を示唆しているんじゃないんでし
      ょうか。雲南伝統の「銀細工師」に宝石・財宝製の平安将棋用立体駒でも作らせて、
      藤原道長に献上したら。北宋商人、平安時代中期に摂関家から交易の便宜を図って
      もらえるのかもですね。「中流階級」は涎を垂らして献上品を見物していたのかも?

  7. のじ より:

    トーナメントプロという考え方が一般的なプロ棋士という言葉の理解の一助になるかもしれません。
    男女の棋力差については子供への普及の仕方、環境の問題とイメージの問題な気がしますね
    小学校時代男子では将棋ブームがありましたが女子でやってる子はいませんでしたし母集団が増え環境が良くなると強い女子も当然出てくると思います。
    脳の問題や全体的な傾向があるのかないのか知りませんが例外的に強い人がプロになるんであろうしそこに男女は関係ない気がします。

  8. 匿名 より:

    ちなみに麻雀ではどのプロ団体も入会試験に男女の区別はありません。
    将棋や囲碁と同様に「男女ともに参加できる対局」と「女性のみが参加できる対局」があり、
    男女ともに参加できる大会の決勝やタイトル戦に女性が残る数は、男性に比べて
    圧倒的に少なくなっています。
    人数の男女比についてはよくわかりませんでしたが(男性の方が多いのは確かです)、
    プロ雀士は雀荘のゲストに呼ばれるゲスト料が主な収入なので、
    女性の方が稼げる仕事でもあります。
    (対局料をもらえるプロ雀士はほとんどいません。それどころか、団体に所属するために
    会員料を払う必要があります。何せスポンサーがいませんので)

  9. 管理人 管理人 より:

    管理人です。皆様コメントありがとうございます。参考になります。まだちょっと調べていることもありますので、またしばらくのちほど改めて返信させていただきます。よろしくお願いします。

  10. 管理人 管理人 より:

    皆様コメントありがとうございます。

    上の匿名様:
    女性奨励会員に関するデータありがとうございます。

    単純に確率だけでいえば、仮に奨励会の卒業率が2割だとして、12人全員が卒業できない確率は0.8の12乗で約7%ですか。
    偶然だともいえますし、ただ、最近まで初段になる人も現れなかったので、ちょっとわからない数字ですね。以前は奨励会も女性優遇があった(昇級だけに適用される?)という話を聞いたのですが、どこまで影響があるかわかりません。

    後半にあげられた2つの理由(対局相手のこと、女流棋士という道のこと)は、確かにありそうですね。妥協というとややおかしいかもしれませんが、奨励会でやるより女流棋士として活躍して、親や、お世話になった人を安心させたい、という気持ちもあるのかもしれません。

    やまねこ様:
    エピソード等ありがとうございます。
    まず囲碁の場合は、女性でも男性でも「棋士」で、それに加えて女性優遇の制度や女性のみが参加する棋戦があるという認識です。「女流」という言葉はあえて使わなくても説明できる制度、ということだと思います。棋士になった女性は優遇枠が大半で、一般枠はこれまで4名のみ。女性のみが参加する棋戦の成績は昇段に反映されないということになっているようです。

    女性への普及の差、競技人口の差というのはあると思います。それは特に一昔前の子供世代はそうかもしれません。正確なデータがないのでなんともいえませんが、奨励会員は男性160:女性5だということですが、当サイトの利用者においては女性の割合というのはそれほど低くはありませんので、最近では女性にも普及が進んでいて、将来的には女性奨励会員の数も増えていくのかもしれませんね。

    将棋のルーツの話は聞いたことがあります。ただ上にも書きましたがルーツと女性棋士がいない話は結びつけるべきかどうかは・・・?

    のじ様:
    そうですね、ある将棋用語辞典には、「棋士」とは「公式戦に参加する資格を持つ者」という解説がありました。それに近いかもしれません。

    環境やイメージの問題はあると思います。それが「これまで1人もいない」ことと結びつくかはわからないですが、ただ最初の1人というのが当然一番難しいはずで、それをやぶって何人か現れた時に因果関係がわかるのかもしれません。

    下の匿名様:
    麻雀の例をありがとうございます。そうですね、棋力・雀力の話もありますが、結局はファンやスポンサー、主催者あっての棋士や雀士だと思うので、女性が呼ばれて稼げるというのは、それを如実にあらわしているといえそうです。女流棋戦の始まりも、そうなのではないかと思います。麻雀も女性より男性の方が多くやっているイメージが有りますね。その分、女性が重宝されるように思います。

    皆様:
    コメントありがとうございます。上の方にも書きましたが、NEWS WEBの視聴者からは、「女性初のプロ棋士を目指す」というテーマ、裏を返せば「女性のプロ棋士はこれまで1人もいない」ということについて、「なぜいないのか」という疑問が寄せられました。

    この「なぜ」というのは、記事中のリンク先を見てもわかると思いますが、将棋ファン以外の方は「将棋界は女性に門戸が開かれていない」「将棋界では男性と女性が区別(差別)されている」と思っている方が多いことから発生しています。

    今回の記事では、制度的な面からいって「女性に門戸が開かれていないわけではない。区別されているわけではない」ということについて詳しく説明しました。

    また「プロ棋士」という言葉には2つの解釈があり、それが「女性プロ棋士がいない」と言われる理由(つまり、女流棋士は「プロ棋士」ではないという解釈ができる)であると説明を致しました。

    男女の能力の違いや社会的環境の違い、歴史的背景などといった原因については、今回の記事では触れませんでしたが、こうしてコメントをいただくと多くの方の関心事だということがわかりました。上の方でも書きましたが、これらは私は詳しくないので、記事を書くことは難しく、もし誰か意志がありましたら寄稿をいただきますと幸いです。

    制度の話とともに、一般の方にとっても関心事だと思いますので。

    皆様ありがとうございます。

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