加藤一二三九段vs25世本因坊趙治勲のレジェンド対決、ニコ生アンケートで異例の高評価。ニコニコ超会議2015

「囲碁と将棋のレジェンド決戦」と称して2015年4月25日のニコニコ超会議内で行われた、加藤一二三九段と囲碁の25世本因坊治勲との対決が非常に面白かったのでご紹介します。

まだ観ていない方は、ぜひ以下のタイムシフトでご覧ください。

カオスな三番勝負

番組の内容は、75歳の加藤九段と58歳の治勲さんという、将棋界、囲碁界の2人のレジェンドが、将棋と囲碁の対局を同時進行でやるというもの。

さらに、その間に「囲碁・将棋を始めたきっかけ」「ファッションのこだわり」「おなやみ相談」などといったテーマでトークもやるという、いろいろと詰め込んだ企画でした。

囲碁では、8子のハンデが加藤九段に与えられ、一方、将棋では加藤九段の飛車角二枚落ちで対局しました。

もう一人のレジェンド、吉川精一さん

そんな2人の対局を仕切ったのが、番組の司会を務めた吉川精一さん。この日の陰の主役ともいえる存在でした。

吉川さんは74歳。長くNHKに務め、紅白歌合戦のテレビでの総合司会を2度のほか、ラジオ実況も務めているという、いわばアナウンサー界のレジェンド。

トークで暴走する2人の対局者をうまく仕切り、囲碁と将棋を同時進行させるとともに、度々外れる加藤九段のマイクにも気を遣うという離れ業をやってのけました。

対局結果

結果は、将棋は治勲さん、囲碁は加藤九段が勝利。お互いが敬意をもって対局に臨んでいるように見えました。

将棋ファンからいうと、加藤九段のトークはお馴染みで相変わらず面白いのですが、治勲さんのトークもすさまじい。面白い人だとは聞いていたのですが、想像を超えておもしろかったです。

将棋もお強い。将棋倶楽部24で8級とか10級とか12級とかをウロウロしていると言っていまいした。が、これは早指しでの話。かつてやっていた早指しでない持ち時間だと、4級だったらしいです。将棋倶楽部24で4級だと、普通の道場であれば初段以上はありそうです。ご本人は自称四段。二上達也九段からもらったそうです(本当は4級のところを四段もらったという面白トークでした)。

レジェンドたちの夢

番組では、会場のお客さんからの質問コーナーもあり、あるお客さんから「現役を続けるモチベーション、目標は?」という質問が加藤九段にありました。

その質問に対し、加藤九段は珍しく言葉を選びながら「あまりね、あまり公には言わないんだけど、密かに狙っていることがあって、努力しているんだけど。まあ端的に言うと、控えめに言って棋戦優勝。これは控えめに言って。少し、野望は持っていまして、やっぱり、現役の棋士である以上、まだ僕も実力的にみても自負があるから、私、神様に祈っているのは、タイトルの獲得。努力をしています。私のモチベーション、これからの人生の、75歳からの目標は勝つことです!」と拳を突き上げました。

加藤九段の言葉を聞いた治勲さん(ちょっと涙ぐんだように見えました)は、「僕は最近、勝てなくて。昔は勝てないことが辛かった。昔は富士山で言うと頂上で戦っていたが、今は9合目、5合目、もしかしたら地下に潜っちゃってるかもしれないけど、自分に与えられたところで一生懸命がんばってやろう思っていた。そしたら気が楽になっていたんですけど、今、先生の話を聞いて、考えを改めました。これからは頂上で戦います!」と宣言しました。

続けと言わんばかりに吉川さんも「普通、歳をとると照れるじゃないですか。もう歳だからとか、もういいよとか。それ、間違いですね。私もここだけの話、歌手として紅白歌合戦を狙っているんです」と爆弾発言。

3人のレジェンドはその言葉に笑い合っていました。とても美しい光景でした。

タイムシフトでご覧になる方は2時間9分付近からです。

コントに突入

吉川さんの「歌手として紅白に出たい」発言を聞いた治勲さんは「1曲、1曲」と迫りました。

それに対し吉川さん「プロは伴奏がないと歌わないんです。加藤先生、賛美歌は伴奏なしでも歌えますか」、治勲さん「あのね、伴奏なしで歌えなきゃダメなんです。加藤先生の話をちゃんと聞いてたんですか」、吉川さん「お言葉を返すようですが、我々は演歌なんです。伴奏なしだと何を歌っているかわからないんです」、治勲さん「お言葉を返すようですが、演歌は心で歌うんですよ。伴奏で歌うんじゃないんです」、吉川さん「歌は声で歌うんです」。

加藤九段はそんなコントに「おおおーーー!!」と笑顔で拍手して大喜びしていました。

異例の高評価

そんな三番勝負の終局後のアンケート結果はこちら。

1.とても良かった 98.2%
2.まぁまぁ良かった 1.1%
3.ふつうだった 0.0%
4.あまり良くなかった 0.1%
5.良くなかった 0.6%

とても良かった98.2%!!、良かったを合わせると99.3%!!これは歴史的な高評価。

笑いあり、涙あり、ほんとに素晴らしい企画でした。

加藤九段、治勲さん、吉川さん、企画された皆様、ありがとうございました。

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