森下卓九段の頭にガーンと響いたBerryz工房の熊井友理奈さんの言葉「心に残る幕の内弁当はない」について

2016年1月24日の日本テレビ系「ニノさん」に、森下卓九段が「偉大なる2番さん」として出演されました。

番組の趣旨としては、「『1番』になれずに常に『2番』になってきた人たち」を特集するというものでした。将棋界では羽生善治名人が1番、森下九段は羽生名人に負け続けてきた2番だということで、番組に呼ばれたようです。

内容は、森下九段のシルバーコレクター(準優勝男、無冠の帝王などとも呼ばれる)ぶりを紹介するというものでした。森下九段は女性にうつつを抜かしたために2番に甘んじていたという説明がありました。

その他、将棋ファンにとっては特に目新しい情報はなかったのですが、一つだけ、好きな芸能人を聞かれた時に「Berryz工房の熊井(友理奈)さんが」と発言されましたので、この記事ではそれについてご紹介したいと思います。

心に残る幕の内弁当はない

好きな芸能人を聞かれた森下九段。聞き手は嵐の二宮和也さん、アンジャッシュの渡部建さん、渡辺直美さんです。

森下九段「そうですね、あのー、Berryz工房の熊井さんが」

渡部建さん「あの背の高い?」

森下九段「そうですね」

渡部建さん「いまおいくつなんですか」

森下九段「今、49、今年で50になります」

渡部建さん「50!」

森下九段「いや、あの、たまたま、熊井さんの言葉で『心に残る幕の内弁当はない』っていうのを聞いてですね。いいこと言うなあと思ってそれから

渡辺直美さん「その言葉だけでファンになったんですか?」

森下九段「その言葉に。その言葉が頭にガーンと響いて。それからです

渡辺直美さん「へー」

確か以前にもニコニコ生放送の解説で、熊井さんのファンだと発言して、この言葉をおっしゃっていたと思います。

熊井友理奈さんの言葉ではない?

熊井友理奈さんは「ハロー!プロジェクト」のアイドルグループのBerryz工房のメンバー。身長は181cm。Berryz工房は昨年3月から無期限活動停止中。

簡単に調べたところ、「心に残る幕の内弁当はない」は熊井さんの言葉ではなく、熊井さんが言ったというふうにネタにされている(?)だけのようです。じゃあこれは誰の発言かというと、秋元康さん。正確には「記憶に残る幕の内弁当はない」のようで、10年かそれ以上前から発言されている言葉のようです。AKB48が誕生したのが約10年前ですが、それより前から発言されていたと思われます。

意味は以下の記事で本人の言葉として語られています。

“記憶に残る「幕の内弁当」は無い”〜秋元康☓小山薫堂「企画力で勝つ!」(後編) (1/3)

僕のヒットのポイント、企画のポイントっていうのは、”記憶に残る「幕の内弁当」は無い”っていうことなんですよ。会議をやればやるほど、僕がこの一品で勝負しようと思っても、「いや、それじゃあ、肉を食べられない人どうするんですか。お魚食べられない人どうするんですか」と増えて、結局は、幕の内弁当になっちゃう。

ここから少し話を飛躍させます。

「幕の内弁当」は何もアイドルやエンターテイメントだけの話ではありません。日本のモノづくり、マーケティング、企画の問題点と共通します。例えば、海外で敗退を続け国内では他国製品のシェア拡大を許している、家電製品の分野。販売の現場では、以下の様に商品の優劣が決められていて、その販売現場の意見を聞きすぎる(聞かざるをえない)という偏ったマーケティングのために、多機能であることが重要視され、魅力的な製品の企画が生まれないという例。

牧ノブユキの「ワークアラウンド」:日本の家電は、なぜ“多機能”なの – ITmedia PC USER

絶対評価ではなく相対評価が重視される販売の現場では、どうしても機能や付属品の数で製品が評価されがちだ。彼らは導入した機能を列挙した比較表を作り、マルがついた項目の数で商品の優劣を決めようとする。(中略)実際に利用される回数が限りなく少ないにもかかわらず、宣伝のためにあったほうがいい機能や付属品を限りなく盛り込むことになる。結果的に、初心者向けのルータなのにNAT機能がついていたり、法人向けのNASなのにDLNAをサポートしていたりと、訴求ポイントがブレた製品が登場する。

スマホなどを思い浮かべて考えていただくとわかりやすいと思います。幕の内弁当の話と共通する点だと思います。

秋元さんの言葉が響いた森下九段

森下九段はなぜ、秋元康さんの言葉が頭にガーンと響いたのか。

何か面白い考察をしようと思ったのですが、私はそれほど森下九段に詳しい訳じゃないので、詳しい人から怒られそうな気がしてやめておきます。

ちょっとだけ書くとすれば、森下九段の将棋は、正統派と言われますよね。「こんな手は将棋にはない」「こんな手を指したら破門」のような言葉(正確ではないかもしれません)を森下九段から聞いたことがあります。そういうのが森下九段にとっての幕の内弁当だったのかもしれません。

サクラ大戦

ついでに書いておきますが、森下九段は最近ニコ生で古いアニメを観るそうで、具体名としては「サクラ大戦」をあげていました(2015年11月20日の第28期竜王戦七番勝負第4局2日目の解説において)。森下九段より5歳年上の高橋道雄九段もアイドルやアニメが好きですが、二人とも将棋は正統派・本格派ですね。何か通じるものがあるのでしょうか。

さて、Berryz工房は活動を休止しています。

森下九段は、秋元康さんの言葉にガーンと来たということで、今後は秋元門下のアイドルに注目されるかもしれません。関連記事を載せておきます。

藤井猛九段「俺は藤井システムの藤井だけど知ってるか。藤井システムってあるでしょ? 俺だよ」と乃木坂46の伊藤かりんさんに言ってた

SKE48の鎌田菜月さん、将棋を趣味に。「将棋の世界とSKEの世界に素敵な橋をかけたい」

また、Berryz工房と同門(つんく♂門下)ハロー!プロジェクトの関連記事も載せておきます。

Juice=Juiceが「CHOICE & CHANCE」のMVで将棋。しかしよく見ると間違いが?いやこれは異次元世界の将棋ではないか

何かの参考になりましたら、幸いです。以上、ありがとうございました。

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コメント

  1. 窪田義行 より:

    私は深浦康市九段の様に森下先生と親しい訳ではありませんが、弟弟子という事で突っ込み役を買って出ます。
    勝負の世界では非合理的な戦法を使用した場合、正しい対処法を知らないか深読みして自縄自縛に陥る相手には効果があるにせよ総合的な勝利とは無縁なのは、昨日千秋楽を迎えた相撲でも分かる通りです。
    方や実用品メーカーと消費者の関係では、メーカーが制作費を圧迫する程の出演料でいちアイドルグループを広告に投入したり、消費者がいちアイドルグループが広告に出ているかどうかを選択基準にすれば非合理的な筈です。
    それでも商品が売れて十分な利潤が出ればメーカーの勝ち・消費者が実用品としての評価も含めて価格以上の満足を得ればWIN-WINとなります。
    当該記事によると、商品販売に関しては横審の様に公開的ではないが独自の価値観を重視する点では同様の小売店販売員の介在により、複雑怪奇な様相を呈している様です。プロ棋界の実力に基付く明快な勝負(特にトーナメント)とは似ても似付かない状況と言えるでしょう。
    棋士が研究会を開催する程度で基本的にチーム合議制を実施し得ない点も重要ですし、ハイ~ローエンドモデルの開発費や原価が基本的に同一という事態も棋士の能力配分に擬えるのは困難です。
    当該記事で牧氏は、販売員の理解を得るなり開発チームに関与させるなりして商品開発陣の事情とユーザーの希望との摺り合わせに寄与させるご努力を放棄しています。
    棋士としてご思考の硬直を伺わせると共に、「ウザい相手と対戦せずに済む手立てがあるならあやかりたい物だ」と思わされます(5年余り後の現在はさて置き)。
    秋元氏のご発言は、合議制の弊害として牧氏のご論説に通じる総合的資質軽視が見て取れるのみならず、幕の内弁当に対するトラウマさえ伺わせます(苦笑)。
    とは言え、「お金を払い得るか引き出し得る立場にあっても、○×世代はアイドルグループ何か見向きもせず会いにも行かないからどうにもしない」という意見に抗って今日の成功に至ったと推察できる点は、勝負師としても無視できません。
    当該記事の内、後編の表題発言が森下先生のご評価(誤評価?)もあって棋界まで一人歩きしている印象を受けます。
    しかし、前編の『カルピスの原液を作らなきゃダメだ』『失敗した石も捨てずに持っておく(との小山氏の発言に対し、秋元氏はヒット狙いかホームラン狙いかという例えで返している)』『企画には”抗生物質”と”漢方薬”がある』の方が棋士として感銘を受けました。
    1番目を実現する為の構想力を発揮できるかはさて置き、2番目の遣り取りやそれを承けた3番目のご発言は、棋士に取って身近な物として取り組む問題に通じると思います。
    後半では『予定調和の”予定”を排除すると差別化ができる』が総合的資質の否定に通じる様に推察しますが、「棋士の差別化は勝利の累積に外ならない」でしょう(私はさて置き)。
    ともあれ、私まで日常通りであれば一顧だにしない筈の牧氏のご論説や秋元氏のご発言の精査に及んだ辺り、『心に残る幕の内弁当はない』は名言と認めざるを得ません……

    • 管理人 管理人 より:

      コメントありがとうございます。

      私の書き方も悪かったかもしれませんが「幕の内弁当」発言が、森下九段の将棋観や人生観に影響を与えたのかどうかは定かではありません。なぜガーンと来たのかは、語られませんでした。

      また森下九段は、この発言を熊井友理奈さんのものであると勘違いしていることから、この記事中で示した秋元さんの対談記事や秋元さんの著書はご覧になっていないと思います(秋元さんの著書に幕の内弁当のくだりがあるそうです)。ですので、森下九段は「幕の内弁当」発言を聞いてひとめでガーンと来たのだと思います。そこには秋元さんの発言の趣旨とは違った観点があったかもしれません。

      将棋の世界は結果(評価)がとてもわかり易く提示されますが、秋元さんや牧さんの発言は評価が難しい、又は評価されるまでに長い期間がかかる世界での発言で、私のような一般的な社会人からすれば「あるある」のようなことで、すべてではないにしても共感できる部分がありました。

      森下九段がどうやってこの発言を知って、なぜガーンと来たのか、というのがわかると良いのですが。今度ニコ生に出演された時にでもメールしてみたいと思います。もし窪田先生も森下九段とアイドルの話をする機会などがございましたら聞いていただけますと幸いです。

      ところで、まさかとは思いますが、森下九段が弁当屋を開業しようとしている可能性もあるかもしれません。そこで幕の内弁当をメインにして売ろうとしていたとすれば、まさに「幕の内弁当」発言でガーンと来たというのがしっくりきます。

      コメントありがとうございます。

      (このコメント欄をご覧になっている皆様も、もしニコ生にメールする機会があったら聞いてみてください。また連続テレビ小説「あさが来た」にご出演されている俳優の森下大地さんは森下九段の息子さんであるということを目にしたのですが、本当なのか、本当だとしたらそのエピソードなども聞いていただけると幸いです。すみません)

  2. 窪田義行 より:

    書き方に関しては、『盤上の自由がなかった昔を思わせる正統派=幕の内弁当』というご考察は半分だけ適切な様にお見受けしました。
    現代的には、「大成したいなら特定の戦法や本筋に捕らわれては駄目」という指摘を持て余す方が、批判的比喩の対象たる幕の内弁当により合致するでしょう。
    とは言え、私も森下先生のご真意を意に介さずに考察を進めてしまったなと反省しています。
    反射的に「ガーンと響いて」いらしただけなら未だしも、深くかつ具体的な会得がおありだったかも分かりませんので直にお聞きすべきかも知れません。
    私は一応一般の消費者として商品に接し販売員さんのご意見をも求める中で、余り総合的資質を備えた商品に煩わしさや没個性を感じた事はありません。
    詳細な機能を根掘り葉掘り尋ねて困惑させこそすれ、使いそうにない代物まで詳説された事はありませんが、ご論説の両名のみならず管理人様に馴染み深い問題の存在に接して考えさせられました。
    面白いご考察?のお弁当屋さんにせよおにぎり屋さんにせよトップ棋士に向いているかはさて置き、「幕の内?旨いよね。ご飯・おかず・デザート・好きな物しかないと思うよ。」と言ったコピーならウケるか、是非秋元氏のご講評を仰ぎたいです(笑)。

    ご子息たる大地君に関しては、増田康宏四段等と違って森下先生からの格別のご言及を伺っておらず生活振りも意に介していませんでした。
    父方の親戚のご婦人が、結婚式に15歳頃の先生と(故)キクノ刀自(ご祖母)がご出席なさった話も交えて彼に就いてお書きですので、先生に紹介しながら伺ってみたいです。

    • 管理人 管理人 より:

      再びのコメントありがとうございます。

      そういえば窪田先生は、ある意味で家電製品の専門家でした。失礼しました。
      空気清浄機(プラズマクラスター)は私もかつてよく使用していました。あれは幕の内弁当じゃなさそうですね。私が使用していた頃はとても個性的な製品でした(今は他社にも似たようなものがあるそうですが)。カルピスの原液に通じるかもしれません。

      とにかく、本件に関しましては森下九段がガーンと来た理由を解明する必要がありそうです。

      おにぎり屋! 私は当時将棋ファンではなかったので事情は詳しくないのですが、そのトップ棋士の奥様のおにぎり屋に一度行ってみたかったです。秋元先生がコピーを考えられたら面白そうです。総選挙とかやりだすかもしれません。

      森下大地さんに関する情報、ありがとうございます。窪田先生もTwitterでツイートされていた将棋ペンクラブログさんの記事を見ると、間違いないようですね。

      https://shogipenclublog.com/blog/2016/01/27/morishita-7/

      将棋世界1998年8月号、森下卓八段(当時)の連載自戦記「ひたすら前に」より。

       今年の4月22日に、長男「大地」が誕生した。

      ご紹介の記事も読みました。将棋界でもあまり知られていない(?)ようですし、ご本人からお話を聞いてみたいです。情報・コメントありがとうございます。

  3. 窪田義行 より:

    今日は。私こそ機材としても商品としても家電への理解が乏しい気がします。PCはカルピスに擬えられるだけあって冷蔵庫に搭載された事もありました。
    本題ですが、昨日は棋聖戦二次予選決勝森下九段○VS▲深浦康市八段の昼食休憩時に、大地君の話題で持ち切りでした。
    “http://urx.nu/rLzF”“http://urx.nu/rLzO”スポーツ報知様は流石の発信力ですが、それらを前提として話題になっていたかは確認していません。
    当該発言に就いてお伺いした所、『「年端も行かない娘があんな事を言う何てね~」と驚いた』そうですので、反射的という事になります。
    7~8年前だそうですから、秋元氏のご著書が1次情報になりそうです。
    管理人さんのご意見も参考にしてついドヤ顔で、「皆で話し合うと当たり障りのない意見しか出ないから幕の内弁当みたいな物ができて、ウケないという意味だそうです」とご説明した次第です。
    因みに、初出と思しき“企画脳”には『むしろ、「だるま弁当」とか「うなぎ弁当」のように、はっきり特色をアピールしたほうがいい。』とあります。
    四間飛車は振飛車の中でも幕の内色が強いですが、‘しのび弁当’だと忍者食みたいで味気ない等と申し上げると大山先生が化けてお出でになりそうですね(笑)。
    上記ブログの筆者様及びお母様もご存知だそうで、キクノ刀自に関しては「’98年に亡くなった。今生きていれば117歳(今年118歳)。確か大地君が産まれたから2ヶ月の時に会っている」との事です。
    刀自の没年に思い違いがありましたがひ孫たる大地君のお顔をご覧になっている様です。
    森下先生がヤカンで即席ラーメンを作られたお話が刀自との同居時代かご帰郷後の事か失念しましたが、あと数年長生きしていらしたらそんなお話をなさったかも知れませんね。

    • 管理人 管理人 より:

      コメントありがとうございます。

      ええ! 早速ご本人に取材いただけたんですか! ありがとうございます。

      まずこのコメント欄を読んでいただいている方向けに事情を説明しますが、森下九段の息子さんが朝ドラの「あさが来た」に出演されている森下大地さんだということがあるブログ(個人様です)をきっかけに広まりまして、その後スポーツ報知さんがお二人を取材しそれぞれ記事にされています。

      森下九段の長男“成った”!大地、朝ドラ「あさが来た」出演 : スポーツ報知

      森下卓九段、愛息の朝ドラ出演に「びっくりぽん!」 : スポーツ報知

      「大地君の話題でもちきり」というのはそういう事情があってのことです。以上事情説明。

      そうでしたか。それは森下先生嬉しいでしょうね。良いきっかけがあって息子さんのことがオープンになってよかったのではないかと思います。しかもそのようなご縁の有る方からの発信で。情報をありがとうございます。

      さてもう一つ事情説明を加えますと、この記事のタイトルにもなっている「心に残る幕の内弁当はない」という発言がBerryz工房の熊井友理奈さん(女性の歳を書くのは気が引けますが、話の前提として必要なので書きます。現在22歳です)の言葉だと森下九段は聞いていたのですが、実はこれは秋元康さんの発言だったということです。私が家電の例を出したので一時家電についての話題も広がりましたが、発言の趣旨としてはすぐ上の窪田六段のコメントをご覧ください。

      なるほど。当時10代の半ばであろう「年端もいかない娘」さんから「幕の内弁当」という渋い例えが出たことに驚いたということですか。ご説明ありがとうございました。秋元康氏著「企画脳」は2009年出版ですね。活字になったのはこれが初だと思います。私調べによると、それより前に、講演やテレビ番組等で話されていたようです。

      四間飛車は確かに幕の内弁当色が強いように感じますが、最初から「幕の内弁当を作るんだ」と決意して作られた幕の内弁当と、意見のすり合わせの結果の妥協の産物としての幕の内弁当では味が違うのではないかと思います。一見、消費者からすれば企画過程など関係ないかもしれませんが、分かる人には分かるということになると思います。忍弁当はとても辛そうな弁当ですが、苦さを超えた先の甘みを味わえるということで。

      色々情報ありがとうございました。後ほどツイッターでもこのコメント欄をシェアさせていただきます。

  4. 窪田義行 より:

    一連のツイートを拝見しました。過分のお取り扱いに恐縮です。
    むやみに短縮アドレスを貼る物ではないと反省もしていますが。
    幕の内弁当の歴史も諸説ある様ですが、舞台裏の賄いに始まり駅弁で周知を得て懐石弁当として栄華を極め、コンビニ弁当として定着した反面妥協の産物じみた印象を与えるに至ったと見做すと、四間飛車にも匹敵する物を感じます。
    藤井九段のご構想に配慮せず、角交換四間が模倣された結果コンビニ弁当化するかも知れませんし、居飛車穴熊登場以前の大山流模倣がそうだとも言えそうです。
    秋元氏の様に、陳腐化した定番物と見なせば否定どころか反面教師にまでして創造の原動力になさる方もおいでなら、藤井さんの様に愛着と問題意識の元に再生を成し遂げる方もおいでですので、同じ世界で競争なさったらどうなったか興味深いです。
    蛇足になりましたが諸々思いを巡らす事ができましたので、改めて感謝申し上げつつ今後に期待させて頂きます。

    • 管理人 管理人 より:

      ありがとうございます。
      短縮URLは、そうですね、パッと見てどんなサイトへのリンクかわからないため警戒される方がいるかもしれません。
      ついに話は幕の内弁当の歴史にまで及び、それと四間飛車を並べ、秋元先生と藤井先生の対比までに至るとは、この記事を書いた時は思いもしませんでした。
      私は正直四間飛車の歴史に詳しくないですが、これこそ専門家である窪田先生の貴重な見解をいただきまして、ありがとうございます。

      今後ともよろしくお願いします。

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