金井恒太五段の貴公子な行動。レストランで偶然居合わせた女性に話しかけるなオーラを出しつつ、すごい小声で密かに会計

2015年9月24日の第63期王座戦第3局で、ニコニコ生放送に聞き手として出演した山口恵梨子女流初段から面白いお話がありましたので、ご紹介します。

男性の皆さんは参考になるお話かもしれません。レストランなどで同僚の女性と偶然居合わせた時に。

解説は村山慈明七段です。

謝罪会見の後に

夕食休憩前、解説、聞き手の二人は千駄ヶ谷のステーキ店「チャコ」で夕食を食べたいという話になりました。

村山慈明七段によると「チャコで1キロぐらいのブロックステーキを注文して3人ぐらいで分けて食べるのが、若手棋士の間では定跡になりつつある」とのこと。

さらに村山七段は、チャコでの思い出として「四段になった時に、三浦弘行九段にチャコのステーキをご馳走してもらった。値段も言えないぐらい。『君はプロになった。おめでとう。好きなもの頼んでいいいよ』って。かっこいい三浦さん」と話しました。

ちなみにこの日の放送では昼間に村山七段の例の謝罪会見が行われています。村山七段は「兄弟子の飯島栄治七段との対局を忘れてしまったのは、三浦さんの結婚に原因があった」と、自分の失言を三浦九段のせいにする形で釈明していました。

村山慈明七段、飯島栄治七段との対局を忘れた事件を釈明「三浦弘行九段の結婚に原因があった」

三浦九段のかっこいい話を聞いた山口恵梨子女流初段は、さらにかっこいい三浦九段のエピソードを話しだしました。

三浦流スマートな会計

山「中村桃子さん(女流初段)たちと女流4人でご飯食べてたら、三浦先生が後ろでご飯食べてらっしゃって。

村「ええ」

山「で、なんか帰り際にこちらに来て、さっと明細をとって『じゃあ』って言って。払って帰ってくれて」

村「いやあ、その手が。いつも使ってそうですね。なるほど、そうやるんですか。さすが三浦さんですね」

山「明細が、気付いたら三浦先生の手に」

村「かっこよ・・・かっこ良すぎますね

女流棋士4人分の会計というのはけっこうな額だと思いますが、明細をサッと取って、おそらく金額を確認せずに去っていく三浦九段。これ、いつの話なのかおっしゃってなかったですが、三浦九段のご結婚前でしょうね。

そして見事に「三浦先生かっこいい」という話に誘導した村山七段。これで謝罪会見の「三浦九段の結婚に原因があった」発言を帳消しにしようとしているわけですね。

金井恒太五段は「話しかけるなオーラ」

「三浦九段はかっこいい」という話で終わるかと思いきや、山口女流はさらに話を広げます。

今度は金井恒太五段の話。

山「1人でパスタ屋さんでご飯食べていたら、隣の隣ぐらいの席に金井先生(金井恒太五段)がいらっしゃって。金井先生が黙々と食べていて。挨拶しようかなって悩んだんですけど、金井先生は符号を『7六歩・・・3四歩・・・』みたいな感じでおっしゃってて。あ、これ対局中(の休憩中)で考えてるか、私に話しかけるなっているオーラを出してるか、どっちかだと思って。話しかけなかったんですよ」

村「ああ・・・なるほどねぇ」

我々も、ご飯を食べている時に話しかけられたくない場合、メニューを必要以上に読み込んだりして「話しかけないでオーラ」を出すことはあると思いますが、棋士は符号を言うことでオーラを出すことができるんですね。勉強になりました。

しかしその後に急展開をみせます。

無言で済ませる金井流

山「金井先生が先に店を出られて、私も出ようかと思ったら、(店の人が)『お会計はもう済ませてあります』って

村「えっ?」

山「誰だろうと思っても、金井先生しかいないんですよ」

村「ほお・・・」

山「それが、3回ありました!

話しかけないでオーラからの会計済み、という金井定跡。しかも3回も。普通の男性なら、話しかけないでオーラを出したら行動の一貫性の観点からして、オーラの対象者の会計を済ませるなんていうことはしないはずです。そこに逆転の発想を持ち込んだのが金井定跡の驚くべき点ですね。

山「だから、私金井先生に3回無言でご馳走になってる」

村「本当ですか?無言で、お礼は言えてない?」

山「その次は金井先生対局中じゃなかったんで、挨拶だけしたんですけど。必ず、明細とかないんですけど、会計を済ませて去ってるんですよ。三浦先生は明細をサッって取るかんじなんですけど、金井先生はもうすべて無言で。しかも結構レジ近いのに(気付かない)。すごい小声で会計をなさるんですよ。まったく気付かなくて

村「すごいですね。慣れてるってことですね」

山「紳士ですね。ジェントルマンですよ」

さすがウィーン生まれでピアノが趣味の貴公子。山口女流に気付かれないようにコソコソ会計する金井五段を想像して微笑ましい気持ちになるのは私だけではないはず。いつも、女性に対しては誰に対してもやっているんでしょうね。

まとめ

レストランで偶然居合わせた女性の会計をスマートに済ませる手法について、男性棋士2人の間に違いがあることがわかりました。

・三浦弘行九段は、帰り際に女性のテーブルに立ち寄り、明細をサッと取って会計して去る(三浦流)
・金井恒太五段は、話しかけないでオーラ出しつつも、すっごい小声で会計しておく(金井流)

三浦流は、実行するのに勇気が要りそうですが、金井流はシャイな男性でもやりやすそうですね。

こういうジェントルマンな行為をしてみたかったけど、やり方がわからなかったという男性の皆様に、この記事が何かの参考になりましたら幸いです。

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