熊坂学五段の引退回避条件は「5連勝」。竜王戦5組昇級と同時にC2復帰で現役続行の可能性

熊坂学五段の引退をかけた戦いについては、当サイトでも度々お伝えしてきましたが、これまでは未公表のテレビ棋戦(NHK杯テレビ棋戦トーナメント)予選の結果次第であり、引退/現役続行条件が確定していませんでした。

しかし、ここにきて現役続行条件が判明しました。

それは、今後「5連勝」(2015年3月22日現在)。これを達成すれば、

良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上

というフリークラス規定にある順位戦C級2組への復帰条件を満たします。産経ニュースが伝えていますので、間違いないかと思います。

当サイトでは、既にNHK杯の予選結果により引退かC2復帰かが決まっているとお伝えしてきましたが、どうやらまだ決まっていなかったようです。お詫び致します。

熊坂学五段、およびフリークラス規定、引退規定については以下の記事を御覧ください。

熊坂学五段「あとがありませんが最後まで自分らしく」

なお、上記の産経ニュースの記事には直接書いてありませんが、計算上、NHK杯予選の結果は1回戦では勝ち、2回戦では敗れ、1勝1敗で終えたものと考えられます。

2015年3月31日が期限ではないのか

当サイトでは、フリークラス規定にあるC2復帰条件を、2015年3月31日までに達成する必要があると考えてきました。それは同規定に以下のようにあるためです。

復帰規定に該当する成績を取れずに、編入後10年間(4月1日付転入・昇段の場合は満10年、10月1日付昇段の場合は10年6ヶ月)経過、もしくは満60歳の誕生日を迎えた年度が終了した場合は引退

熊坂学五段がフリークラスに編入されたのは2005年4月1日ですから、2015年3月31日で満10年間となるはずです。

一方、上記産経ニュースの記事では、

19日の竜王戦6組ランキング戦に敗れ、今後5連勝が必要となった

とあります。3月19日以降、31日までに5連勝を達成、というか5回対局すること自体が難しいと思われますが・・・。

年度をまたいでも大丈夫?

ということは、この「5連勝」は、2015年4月1日以降に達成しても問題ないと解釈できます。

ネット中継記者の銀杏さんは、5連勝によりC2へ復帰し、引退を回避できるとの見解。

銀杏さんは「しかし年度をまたいでもOKになったのでしょうか?」という別のアカウントの質問に対し、以下のように回答しています。

竜王戦6組5連勝とは

熊坂学五段が参加している最後の棋戦は竜王戦6組の昇級者決定戦

銀杏さんのツイートにもある通り、5連勝すれば竜王戦6組3位となり5組へ昇級。と同時に引退回避、順位戦C2復帰となります。

注目の対戦相手は、熊坂五段にとっての第1戦が石井健太郎四段VS小林宏七段の勝者。

以降はトーナメント次第で書ききれないので、上記のリンクをご覧いただければと思います。

大平武洋五段と同じ気持ちです

2001年度後期の三段リーグで、熊坂五段と同時に四段昇段を果たした大平武洋五段は、この産経ニュースの記事を受けて、以下のようにツイート。

ただ、以下のようにルール整備にも言及しています。

連盟は、フリークラス10年目の棋士がC2復帰まであと一歩に迫る、という状況を想定できなかったという感じでしょうか。その想定できない状況に来ている熊坂五段。応援せずにはいられません。

将棋ワンストップをご覧いただきありがとうございます。ぜひシェアをお願いします

記事の追記や更新の通知はツイッターで行います。フォローをよろしくお願いします!

スポンサーリンク

コメント

  1. todo より:

    2月に行われたであろうNHK予選で、
    3連勝ならC2昇級、0勝1敗なら5連勝でも足りない。
    ということなのでは?

    3/31に引退確定しても、竜王戦トーナメントを負けるまで参加できる。

    引退後に昇級規定を満たしたらどうなるのか?

  2. todo より:

    http://kishi.a.la9.jp/2014/1244.html
    いいとこ取りすると、17勝11敗。
    産経にある「18勝12敗」はNHK予選で◯● だとすると計算が合う。

  3. todo より:

    引退は確定しているが、引退後に昇級規定を満たしたらどうなるのか注目ですね。

    • 管理人 管理人 より:

      コメントありがとうございます。

      また、貴重なご意見、情報ありがとうございます。

      そうですね、計算上、NHK杯予選では1勝して2回戦で敗退だと産経の記事と合ますね。
      記事に追記しようと思います。

      また、将棋連盟としても、昇級規定をこのタイミングで満たすということは想定されていないような。
      おそらく熊坂五段以降もほぼあり得ないと思いますし、どういう措置になるのか注目ですね。

      産経の記事は5連勝したらC2に復帰できると読めますし、インタビューでも

      あきらめずにプロ編入試験に合格した今泉健司さんに負けずに頑張りたい

      としていますので、おそらく復帰できるのでしょうが・・・。引退撤回、みたいな感じの扱いなのでしょうか。
      注目ですね。

      コメントありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。