いしかわごうさん、観戦記デビュー。将棋の局面をサッカー用語で例える斬新なスタイル

「将棋でサッカーが面白くなる本」などの著書があり、サッカーと将棋のコラボを推進してくれているライターの「いしかわごう」さんが執筆された将棋の観戦記が、NHK将棋講座テキスト2015年4月号に掲載されています。

これが面白かったのでちょっとご紹介します。

タイトルは「サッカーの試合を観るように」で、以下のツイートのように、本業はサッカーであるいしかわごうさんの「将棋記者デビュー作」。

書かれたのは、2015年2月22日に放送された▲飯塚祐紀七段VS△深浦康市九段の一戦。

ちなみに私もこの対局は記事にしています。「羽生名人への愛をめぐる深浦康市九段と伊奈川愛菓女流の戦い」とか書いてしまったんですが、このいしかわごうさんの文章を読んだ後では恥ずかしいです。

サッカーと将棋のコラボ

いしかわごうさんの観戦記は、そのタイトルの通りサッカーの試合の流れのように、対局の鍵となった局面や手について記述されています。

私(管理人)は将棋はアマチュア初段(一応)ですが、サッカーもかつてはアマチュア1級ぐらいありました。そんなわけでこの観戦記に興味をもったわけですが、サッカーを知らない方にとってもわかりやすく読めると思います。

イングランド代表VSイタリア代表

いしかわごうさんは、まず対局者の2人についてサッカーの各国代表チームに例えています。飯塚祐紀七段はタフな守備と力強い攻撃の「イングランド代表」、そして深浦康市九段はカテナチオで知られる手厚い守備の「イタリア代表」です。

こういう例えって、多少強引でも面白いですね。誰か、サッカーチームの特徴を棋士の棋風で例えて一覧表にしてほしいです。

伊奈川愛菓新手はセンターバックが前に出た手

こちらの記事でも書きましたが、後手の64手目△2三金は、伊奈川愛菓女流初段が最初に指し、それを見た深浦康市九段が研究して指した手。

これを私は「羽生名人への愛を・・・」とか書いちゃったわけですが、いしかわごうさんはさすがといいますか「センターバックが前に出た」という表現をされています。金はもちろん守りの要の駒。それが釣り出されれば一見危ない格好に見えるのですが、これが後の叩きをあらかじめ防ぐという伊奈川新手。

他にもいしかわごうさんは、歩の打ち捨てを遠藤保仁(ガンバ大阪・日本代表)が相手守備陣を撹乱する「無駄パス」に例えたり、盤面右を攻めておいて途端に左からの攻めを見せる局面では「サイドチェンジ」に例えたりしていて面白いです。

NHK将棋講座テキスト2015年4月号で

この対局の結果は、簡単に言いまして「カウンターからゴール前でフリーになった深浦九段がゴール」。詳しくはNHK将棋講座テキスト2015年4月号に掲載されていますので、読んでみてください。

将棋フォーカスについて

それから、このテキストには4月からの「将棋フォーカス」の講座の講師である佐藤康光九段と聞き手の藤田綾女流初段のカラー写真や、2人の対談が掲載されています。

講座の内容としては4月は「詰んでいるとはどういう状態か」という初歩的なことからやるそうで、5月、6月とレベルアップするとのこと。

乃木坂46の伊藤かりんさんが将棋フォーカスの総合司会になったりとリニューアルする将棋フォーカス。いしかわごうさんの観戦記を読んたサッカーファンの方や、乃木坂46の伊藤さんのファンの方にも観やすい内容となりそうです。

また、対談では藤田綾女流初段が佐藤康光九段に「半年間宜しくお願い致します」と言っていることから、佐藤九段は9月までの半年間講師を務められると思います。

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