58歳差対決を制した加藤一二三九段(ひふみん)の夢「21世紀生まれの新四段に勝つまで現役棋士で」

「ひふみん」の愛称で知られる将棋界最古参の棋士・加藤一二三九段が、58歳という歳の差対決を制しました。

これは2015年3月11日に開催された第41期棋王戦予選で、2014年10月にプロ入りしたばかりの増田康宏新四段に勝利したもの。加藤九段が1940年1月1日生まれの75歳なのに対し、増田四段は1997年11月4日生まれの17歳。

レジェンドに10代の新人が挑む構図となりました。詳しい棋譜は、日本将棋連盟モバイルの中継アプリなどでご確認ください。

約40年前の加藤一二三棋王

加藤一二三九段は、第2期および第3期の棋王。これは1976年度・77年度ですからもう40年近く昔の話。大内延介八段(当時)から奪った棋王位で、翌年は中原誠五冠を相手に防衛(当時の六冠独占を阻む)。その翌年に米長邦雄八段(当時)に奪われています。

カニカニ銀を採用

先手となった加藤一二三九段はこの58歳歳対決で、カニカニ銀の格好に。

正直私はこの戦型をよく知らないのですが、とにかく2枚の銀が中央に出る格好で、それがカニのハサミに見える。加藤一二三九段といえば棒銀ですが、その親戚みたいなもの?不勉強ですみません。

長考に沈む増田四段

後手の増田四段は、32手目に長考。昼休みに加えて59分も考えました。この対局はタブレットによる記録だったため、消費時間が詳しくリアルタイムにわかって便利。

そういう時間の使い方も含めて、増田四段が苦戦しているように見えました。

ただ、増田四段はNHK杯での二歩ですっかり有名になった橋本崇載八段に勝利(王将戦一次予選)したほどの有望な棋士。油断はできません。

後手が入玉へ

120手すぎぐらいから後手の増田四段は入玉を目指しました。

必死に、それを阻止しようとする加藤一二三九段。その姿を想像して応援してしまう。

両者は1分将棋になり、ついに後手は入玉。

そこで、先手も入玉を目指し地ならしを始めました。それを見た後手はまもなく投了。この投了は、相入玉となったときの点数が足りないとの判断によるものだと思われます。

感想戦は5分で終了。そしていつものこれです。

ひふみんの夢

その後、加藤一二三九段は寄せられる祝福に以下の様なツイートを・・・。

そして夢を語りました。

今期、順位戦C級2組では降級点がつき、最短あと2年で(強制的な)引退となる加藤一二三九段。

今年が2015年ですから、21世紀(2001年以降)生まれとなると現在14歳以下の世代ですか。ひふみんの夢、実現するといいですね。実現して「勝ちました!」とか言われるともう泣きそうです。

将棋ワンストップをご覧いただきありがとうございます。ぜひシェアをお願いします

記事の追記や更新の通知はツイッターで行います。フォローをよろしくお願いします!

スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。