千葉幸生六段の5歳の娘と17歳の室谷由紀さんの共通点「負けてもらっていることに気付かない」

千葉幸生六段が、5歳の娘さんと将棋の対局をしたお話が面白かったのでご紹介します。

2015年10月6日の第63期王座戦第4局のニコニコ生放送においてお話されたものです。

先日の塚田父娘の共演は将棋界に大変な癒やしをもたらしたと思いますが、こちらも娘さんが女流棋士になれば、将来の共演がありえます。

そして千葉幸生六段の奥さんは千葉涼子女流四段。もし娘さんが女流棋士になれば、塚田家と同じく将棋ファミリーになります。

聞き手は室谷由紀女流二段でした。で、室谷女流と千葉六段の5歳の娘さんには共通点がありました。

よくしゃべる娘

まず千葉家についてですが、前述のとおり千葉六段の奥さんは千葉涼子女流四段。現在5歳と2歳の2人の娘がいて、その様子は日本将棋連盟モバイルのコラムで触れられています。

10月2日のコラムでは長女の様子について以下のように記されています。

5才になった長女はとにかくよくしゃべる。止めどもなく、という感じだ。

「あのね、ね、今日幼稚園でね、お当番さんだからうさぎさんの世話を(中略)ふ~ってなって、あんまり大変だから、それで疲れてるんだよ」
「そうかそうか、早くご飯食べなさい」

また、10月9日のコラムでも5歳の長女が自転車教室に行った時の様子について書かれています。

「おしりが痛い~」とべそをかきながらも音を上げない。いや、音は上げているか。まだふらふらしているくせに、講師のところへ行って、「ペダルはまだですか?」なんて交渉などしている。とにかく2時間、最後までやり通した。

泣いて離脱する子もいるなかで、最後までやり通す力。まだペダル無しでバランスをとる練習も終わっていないのに、講師にペダルを要求する向上心。よくしゃべる。そんな5歳の娘さんのようです。両親のどっちに似たのか。なんとなく、性格は母親に似ている気がしないでもないですが。

パパ想いの長女

10月6日のニコニコ生放送のおやつタイム。話題は千葉六段の娘さんのことに。

室谷女流「可愛くて仕方ないですよね?」

千葉六段「可愛くて仕方ないです」

室谷女流「先日のモバイルコラムは癒やされました。娘さん、将棋は指されないんですか?」

千葉六段「将棋は一応ギリギリ指せないこともないぐらいなんですよ。棋譜並べていると寄ってきて。『やろうよ』とか言ってきて」

で、将棋をやって、負けてあげる。

千葉六段「『あまあまモードがいい』とか言うから、一手一手教えてあげて、負けてあげるんですけど。そうするとすごい神妙そうな顔して『パパ、悔しくて悲しかったらもう1回やってあげてもいいよ』とか言ってくる

「あまあまモードがいい」→負けてあげる→「悔しかったらもう1回やってあげてもいいよ!」

負けてあげているのに気付かない、それどころかパパのことを気遣う娘さんが可愛い。

向上心

5歳の娘さんは、自転車教室で見せた向上心を将棋でも発揮します。

千葉六段「今度はきびしく『ピンチモードでやって』とか言われて。『もうすぐ小学生になるから、ピンチモードの練習をしておきたいんだ』とか言われて。ピンチモードでやったんですけど」

素晴らしい向上心です。

ただ、千葉六段は「勝つと良からぬことが起きそうな気がして」ピンチモードでも負けてあげたそうです。

室谷由紀女流も最近まで

そんな話を聞いた室谷女流が、自らの体験を話しだします。

室谷女流「私も小さいころ、指導対局でたくさんの先生に教えてもらったんですけど、ほぼ全部自分が勝ったんですよ。当時は勝たせてもらっていることをわかっていないので『勝った勝った』って言いまわっていたんですけど。よく考えると勝てるわけもないし。勝たせてもらっているんだなっていうのが、自分が指導対局をする側になってようやく気付きました

千葉六段「遅っ、遅くないですか?

室谷女流「すんごい自信家だったと思うんですけど」

千葉六段「もうちょっと、もうちょっと、中学生ぐらいで気付いてもよかったのでは

室谷女流「あー負けてくださってたんだなーって(笑)」

室谷由紀女流二段は5年前、2010年に17歳でプロ入り。指導対局をするようになったのはプロ入り後でしょうから、ちょっと気付くのが遅かったかもしれません。

でも勝って素直に嬉しいという気持ちが、上達の助けになったのかも。

負けてあげたほうがいい

室谷女流によると、やっぱり女の子には負けてあげるほうがいいようです。男の子は、負けると悔しくてなにくそとまたやってくるそうですが、女の子は負けると将棋を辞めてしまう場合が多いと。

皆様、女の子に指導される機会がありましたら「あまあまモード」にしてみてください。「ピンチモードがいい」と言われても、決して鵜呑みにはせず最後には負けてあげるほうがよさそうです。

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コメント

  1. Khacha より:

    千葉六段のお話とても面白かったです。
    あの穏やかな語り口から「攻めさせろよ」「問い詰めます」「さんざん負けてやったのに」といった言葉が飛び出すギャップがいいですね。
    室谷女流との息も合っていたようなので、またこのコンビのニコ生を見たいです。

    • 管理人 管理人 より:

      コメントありがとうございます。

      そうなんですよ!やっぱり勝負師なのかと、言葉の端々に思いますね。記事中に少しとりあげましたが、千葉六段は、コラムも面白いですね。独特の雰囲気があって。力を込めて書かれている感じが致します。

      オンザにした室谷女流もまた観たいですね。

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